ホロコーストネタで解任の小林賢太郎氏が海外でも話題 日本人の人権意識を疑う声も

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23日の東京五輪開会式を前に、ショーディレクターを担当していた元芸人の小林賢太郎氏(48)が、急きょ解任となった。お笑いコンビ「ラーメンズ」時代に、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をギャグにしていたことが動画で発覚したためだ。
障害者への壮絶なイジメが発覚した小山田圭吾、33回の逮捕歴を自慢するなどして大ひんしゅくを買った絵本作家の“のぶみ”に続く、開幕寸前のドタバタ辞任・解任劇。
海外でもこの件はSNSで大きな注目を集めており、各種の人権侵害問題に関する日本人の意識の低さ、疎さがまたしても話題になっているようだ。
大きな鼻を顔につけ、外国人を装っていたそのコント。相方が「人の形に切った紙が大量にある」と言うと、小林氏は「ああ、この前ユダヤ人大量惨殺ごっこをやった時のやつな」と返している。
差別により罪もない人々が虐殺された悲劇が、“ごっこ遊び”になるというセンスはどうしても笑えない。日本の大手メディアの英語版はもちろん、海外ではドイツの『DW』、アメリカの『ワシントン・ポスト』『Daily Beast』『シアトル・タイムズ』などが早くからその話題を伝えていた。
海外メディアにおいては、Twitterでシェアされた問題のコント動画を紹介するところも多く、SNSではコントの内容を英語に翻訳する人も。波紋は海外にもあっという間に広がった。
また、ホロコーストの記録を展示する博物館をロサンゼルスに持つ、NGO団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Center)』もいち早く反応。

「クリエイターとて、ナチスによるユダヤ人大量虐殺の犠牲になった人々を笑いものにする権利はありません」と正式に非難声明を出している。
今、Twitterには「#Kentaro Kobayashi」に加えて、「#kentaro kobayashi Holocaust(ホロコースト)」「#Kentaro Kobayashi genocide Jews(ユダヤ人大量虐殺)」というハッシュタグまでが登場。海外からも様々なツイートが寄せられている。
「ユダヤ人大量虐殺、ホロコーストについて、自分たちは迂闊に口にしないようにしている」「あまりにも軽率で不謹慎」「悲劇の史実をお笑いのコンテンツに組み込むのは非常識」「人権侵害問題で日本はかなり遅れている」といった批判の声はやはり多い。
また、海外在住の日本人ユーザーたちからは「同じ日本人として恥ずかしいと思うことが、この所やけに続いている」「日本人全員がそういう人間性だと思われたくない」と、悲鳴のようなツイートもあがっている。
「クリエイターたちの人選に関し、事前調査は行わなかったのか」という声も相変わらずだ。主催者側の危機管理能力の低さ、イジメや差別を含めた人権問題に対する意識の低さ、認識の甘さがただ浮き彫りになるこの五輪。開幕前からもうボロボロ、散々の状態だ。

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