「通報して」とメモを公衆トイレに残したDV被害者 機転が功を奏し自由の身に

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「おまえも家族もぶっ殺す」。元恋人のそんな脅迫に恐れおののき、逃げることができずにいた女性。しかしあるメモがきっかけとなり容疑者が逮捕されたことを、『NBC News』などアメリカのメディアが報じた。
アメリカ・ペンシルベニア州で暮らす女性は、かつてある男(38)と交際していた。だが暴力的な男に愛想を尽かし、身の危険も感じたことから、結局は別れを決意したのだという。
その後は平穏な日々が続くことを願ったが、未練を断ち切れずにいた男は5月1日に女性と接触。怖くなった女性は「家に帰りたい」と訴えたが男は許さず、「俺の家から逃げ出したらおまえをぶっ殺す」「おまえの家族もな」などと脅迫し逃亡を阻止した。
それでも男とスーパーマーケットなどに行く機会はあったため、女性は男にバレないように外部に救いを求める方法はないかと考えるようになった。
そんなある日、女性は店内の女性用トイレに行き、メモを残すことを思いついた。
「男につかまり、性的・身体的な虐待を受けています」「通報してください」「もしこのまま私が家に帰れなければ、家族に愛していると伝えてください」。急いで書いたこのメモには、男の住所のほか、男がナイフを所持していることなども書き添えられていた。
メモがきっかけとなり、通報を受けた警察はさっそく捜査を開始。書かれていた住所を頼りに男の家にも行ってみたが、ドアをノックしても誰も出てこなかったという。

そこで女性の携帯番号を確認して連絡を試みたが出たのは男で、「彼女なら休暇でニューヨークに行っています」という嘘に、まんまとだまされてしまった。
だがその後、別の公衆トイレからも女性が書いたメモが発見された。
そこには2021年5月1日から拘束されていること、警察が来てドアをノックする音もちゃんと聞こえていたこと、虐待はそれでも続いていることなどが書かれていたため、警官隊はSWATチームを引き連れて再び男の家に急行した。
これにより、当局はようやく男の身柄を確保した。性的暴行を受け、首を絞め上げられたこともあったという女性。「家族も全員ぶっ殺す」という脅し文句を信じ、危害が及ばないことを願って、ひたすらつらい日々に耐えていたようだ。
事件を報じた複数のメディアは、DVや虐待の被害者、またはその被害の情報がある人は、「すみやかにホットラインなどを通し通報しましょう」と呼びかけている。

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