「新たな社会問題、広い視野で」=憲法記念日前に会見―大谷最高裁長官

大谷直人最高裁長官は、3日の憲法記念日を前に最高裁で記者会見し、選択的夫婦別姓や同性婚を求める訴訟が増えていることに触れ、「裁判官は新たな社会問題に広い視野を持つべきだ」と述べた。
大谷長官は、価値観の多様化に伴い家族をめぐる複雑な事件が増加していると指摘。「裁判所への国民の期待が高まっている。対立する主張に耳を傾け、適切な判断が求められる」と話した。
新型コロナウイルスの感染拡大に対し、裁判所はウェブ会議の積極活用や、裁判員裁判の選任手続きで広い部屋を使用するなど、運用上の工夫で業務を維持してきたと評価。「質の高い司法サービスを安定的に提供していけるよう、裁判所全体で取り組んでいく」と力を込めた。
法務省の検討会で議論されている刑事司法のIT化については「現在の裁判運用に改善すべき点はないか見直しつつ、スピード感を持って進めていく」とした。

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