集会、今年もネットで=「護憲」「改憲」中継で訴え―憲法記念日

新型コロナウイルス感染拡大で4都府県に緊急事態宣言が出される中で迎えた憲法記念日の3日、護憲派と改憲派は昨年に続き、多くの人が集まる大規模集会を取りやめ、インターネット動画投稿サイト「ユーチューブ」などで主張を繰り広げた。
護憲派は東京都千代田区の国会正門前で「5・3憲法大行動」と題した集会を開き、演説などをネット配信。一部の野党党首は中継で参加した。
スピーチに立った作家の雨宮処凛さんは、コロナ禍で生活に困窮し自殺者が増えたとし、「憲法の定める生存権が脅かされている」と強調。法政大の山口二郎教授は「コロナへの恐怖心が利用されている」と、国民投票法改正などの改憲に向けた動きを批判した。
一方、改憲派は「公開憲法フォーラム」を同区内のホールで開催。宣言を受けて無観客に変更し、菅義偉首相はビデオメッセージを寄せた。
松本尚日本医科大教授は、コロナ対応に当たった経験を踏まえ「有事に迅速に対応するには、憲法で非常時の対応を定めておくべきだ」と要望。集会では「(現行憲法は)緊急事態の発生や安全保障の危機を想定していないという構造的欠陥を有する」などとする声明を読み上げ、改正議論の促進を訴えた。

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