元埼玉県警捜査一課刑事・佐々木氏の見解 「紀州のドン・ファン」殺害方法 ネットで調べた可能性も

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん(当時77)が2018年に急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、殺人容疑などで逮捕された元妻・須藤早貴容疑者(25)が事件前、薬物入手や殺害の方法をスマートフォンで検索、関連サイトにアクセスした形跡があったことが30日、捜査関係者への取材で分かった。
元埼玉県警捜査1課刑事の佐々木成三(なるみ)氏は、今回の事件について「覚醒剤による殺害という方法は昔からあるが、経口摂取というのは“個人の犯罪”としてはあまり見られない」と指摘。「おそらく、インターネットで情報を調べていく中で見つけたものではないか」と話した。
事件発生から逮捕まで3年近い時間を要したのは「自宅の中で起きているということで、客観的証拠を見つけることが難しい事件だったため」という。当時、須藤容疑者は犯行への関与を否定しており、「まず、事故と自殺ではないという根拠を示さなければならない。その上で、慎重かつ地道に須藤容疑者が事件に関与している証拠を積み上げていったのでしょう」。同時に、新型コロナで聞き込みなどの捜査に影響が出た可能性も考えられるという。
起訴後も須藤容疑者は否認するか注目されるが「あらゆることを想定した上で逮捕に及んだと思いますから公判維持のための証拠はそろっているでしょう」。佐々木氏が過去に携わった事件では、直接的な証拠が乏しく本人の証言が得られなかったという点で2009年に発生した木嶋佳苗死刑囚の連続不審死事件に状況が似ているとした。

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