相次ぐ揺れ「またか」=宮城で震度5強

ゴールデンウイーク(GW)5連休初日の1日、宮城県沖で発生した地震。石巻市などで震度5強を観測し、飲食店では皿が割れ、店主が後片付けに追われた。2月には同県や福島県で震度6強の地震が発生。相次ぐ揺れに、住民からは「またか」とため息が漏れた。
JR石巻駅前のカフェでは皿が十数枚割れ、新型コロナウイルス対策で設置したアクリル板も倒れた。50代の女性店長は「4月にあった(震度4の)地震では建物の基礎が割れたし、毎回損害が出ている」と頭を抱える。同駅前で電器店を営む佐藤英一さん(73)は、頻発する地震に「『またか』と慣れが出てきてしまっている。改めて地震にしっかり備えたい」と気を引き締めた。
市役所では、緊急登庁した職員らが情報収集に追われた。当直で庁舎にいた男性職員は「『ゴー』と地鳴りのようなものを感じた後、縦と横に20秒ほど揺れた」と振り返った。
震度5弱を観測した仙台市宮城野区。野球観戦のため楽天生命パーク宮城を訪れた石巻市の看護補助者木村洋美さんは「道路がぐにゃぐにゃと波打ち、(球場付近で2、3段に積まれていた)たくさんのJR貨物のコンテナが倒れてきそうだった」と話した。東日本大震災の教訓から「ここは津波の危険はないかと考え、すぐに高いところを探してしまう」と不安げに語った。
震度5弱を観測した福島県南相馬市。市危機管理課の担当者は「2月ほどの揺れはなく、そこまでの被害はないが、自然災害はいつ起きるか分からない。十分備えるよう市民へ呼び掛けたい」と話した。

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