青いカーネーション全国へ 「母の日」向け品種改良、出荷ピーク 「贈って楽しんで」 千葉・芝山

千葉県芝山町菱田の生花生産販売「サントリーフラワーズ」の出荷場で、9日の母の日に向けて、品種改良したカーネーションの中で最も青い「ムーンダスト」の出荷がピークを迎えている。70万本を来週までに全国の生花店などに届ける。
ムーンダストは、同社が青い花の色素遺伝子をカーネーションに組み込んで開発。現在、深みのある色で定番の「プリンセスブルー」など6種類の色合いがある。通常より2、3倍日持ちし希少性が高いこともあり、1本500~600円の高値で販売されるという。
出荷場には29日までの約10日間で、ムーンダスト70万本が生産に適したコロンビアなどから空輸で到着。新型コロナの感染拡大で東京都に緊急事態宣言が出されたことで、都内の百貨店などからキャンセルがあったが、全国に同宣言が出ていた昨年より輸入量は40%の増加。19年比では15%の減少にとどまった。
出荷場では30日、普段より3倍程度多い従業員が検品やこん包作業に大忙し。1種類当たり10~20本の束を作り、種類を組み合わせて全国に配送する。こん包前は鮮度を保つため、5度に設定した冷蔵倉庫で保管されていた。
同社花ビジネス部の滝沢晶さんは「コロナ禍で直接手渡す機会は少ないと思うが、遠くに住む母親に気持ちを伝えるために贈って楽しんでほしい」と話した。

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