超未熟児が医療スタッフに放置され死亡 母親が癒えぬ悲しみを告白

(Liudmila_Fadzeyeva/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)小さく生まれたものの、確かに生きていた赤ちゃん。その様子を見た母親は「助けてあげて」「せめて手を尽くしてほしい」と医療スタッフに懇願したが、拒否されたことを『The Daily Star』などが報じている。
■小さな赤ちゃんを産んだ女性2020年11月のこと、英国で暮らす女性(21)が妊娠わずか21週で産気づいた。その後に病院で生まれた赤ちゃんはあまりにも小さかったが、それでも泣き声をあげ自力で息をしていたという。目はまだ不完全な状態で開かなかったものの、手足の指も全て揃うほど成長していたことから、女性は一瞬だが安堵。「もしかしたらこの子は死なずに済むのかもしれない」と考え、医療スタッフの努力に期待した。
関連記事:葬儀屋スタッフに衝撃 死亡宣告から6時間経過した赤ちゃんの生存を確認■「助けてあげて」と母親が懇願するも…しかし、赤ちゃんが生きていることに気づいていたにもかかわらず、救おうとする医療スタッフはいなかった。助産師も女性に同情しつつ、「どうしようもありません」「妊娠24週を待たずに生まれてしまったので、私どもには何もできないのです」と話したという。それでも赤ちゃんは生きていたため、女性は「お願い、助けてあげてください」と懇願した。しかし、受け入れられることはなかった。■赤ちゃんの死

その後しばらくすると、赤ちゃんは呼吸が困難な状態に。女性は抱いて見守るしかなく、赤ちゃんは徐々に弱り、息を引き取ったという。この日を振り返り、女性は「なぜ助けることができないのか…私にはまったく理解できませんでした」とコメント。他の新生児らがあげる元気な産声を聞きながら、ひたすらつらい時間を過ごしたことも明かした。また赤ちゃんに関わる文書には「死産」と記入されたというが、赤ちゃんは短い時間ではあったがしっかり生きていたという。
■当局の判断この件につき調査を進めた当局は、「緩和ケアに関する決断は、ご両親と一緒に下すべきでした」「赤ちゃんは生きた状態で生まれたため、(死産ではなく)新生児死亡と文書に記すべきでした」と発表。非があったことは認めたが、赤ちゃんが生きていけない状態だったという点は譲らなかった。早産とはいえ生まれ、息もしていた赤ちゃん。その後に弱り亡くなるまで見守るしかなかった女性は、ひどくショックを受け、立ち直れていない。「せめて赤ちゃんを救う努力はしてほしかった…」という思いを抱えて生きていく女性の悲しみは、想像に難くない。 (文/しらべぇ編集部・マローン 小原)

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