東京大学やNECネッツエスアイ(株)ら、水中ドローンでカキの養殖を見守る実証実験

東京大学やNECネッツエスアイ(株)ら、水中ドローンでカキの養殖環境を確認へ
(参照:長崎大と粕谷製網 リアルタイムで養殖いけす内を監視する装置を開発)
東京大学、NECネッツエスアイ株式会社ら3社は、広島県江田島市で2021年1月27日より、水中ドローンを活用したカキの養殖環境を把握する実証実験をスタートさせたことを発表した。水中ドローンでは、限定したエリアのみで高速&大容量の通信を行う「ローカル5G」を活用するという。
実証実験では、陸上から海中に沈めた3体の水中ドローンを遠隔操作し、カキいかだや海底の様子を動画で基地へ送信、陸上の基地局から海中の様子をモニタリングした。今後は、崇信品質の向上や、スマホなどに活用されるキャリア5Gとの干渉調査などを行なう予定。将来的には、ロボットによる海底清掃やアーム付きドローンを用いたカキいかだの移動なども行なっていきたいとしている。
広島県の水産課によると、広島県産カキの生産量は日本全体の約6割を占めているが、2015年以降、年間生産目標が達成できていない状態が続いているという。カキの養殖では、カキの殻にフジツボが付着してカキの生育を妨げたり、海底の堆積物が水質を悪化させ貧酸素状態を起こしたりすることが、生産量減少につながっているとして問題視されている。今回の実験で、養殖中のカキの水中環境を把握できるようになれば、環境悪化へ早期に対応ができ、生産量の向上に繋がることが期待される。

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