大阪コロナ感染急増599人…全国初「まん防」適用へ 飲食店「大打撃だ」

大阪府は31日、新型コロナウイルスの新規感染者が前日から167人増の599人確認されたと発表した。これを受け、吉村洋文知事は対策本部会議を開き、国に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請。政府は同日、適用する方針を固めた。適用されれば全国初となる。一方、大阪市内の飲食店からは客足への影響を危惧する声が上がった。
大阪府が国に「まん防」を要請したことについて、大阪市内の飲食店は一様に「大打撃だ」と声を落とした。
大阪・キタの歓楽街・北新地のクラブなどが加盟する「北新地社交料飲協会」は「ならば、大阪は2度目の緊急事態宣言を早期解除しなくてもよかったのでは。振り回されている」と憤った。マスクをしていない客が大騒ぎしていると、店側が退場を命じる義務が生じることには「なかなか注意はしにくい。最近はお客さんのマナーも向上しているが…」と戸惑った。アクリル板設置の義務化には「席を離すだけで、これまで置いていなかった店は準備が大変。品薄になって買えなければ罰則対象になるのか」と不安そうだった。
府職員の利用客も多い大阪府庁近くの居酒屋では「アクリル板は今あわてて、ホームセンターに買いに行っていますが、(換気を数値化する)CO2センサーってどこで買えばいいのか」と、てんてこ舞い。桜が見ごろになった大阪城の近くでもあり、本来は行楽客も多いエリアで、営業時間の1時間繰り上げで「売り上げは半分ぐらいになる。ゴールデンウィークまでの1か月間は書き入れ時でしたが…」と嘆いた。
同じく府庁近くのチェーン店では「大きい店ほど対策強化にお金がかかる。これまで対策していない店を取り締まるべき」と不公平感を強調し、「仕方ないかもしれないが、なんで大阪だけという気持ちもある」と切実に話した。

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