コロナで退職を決意した人々「妊娠5か月でも通常出社」「時差出勤が認められず、残業も通常通り」

新型コロナウイルスの勢いは未だ衰えない。倒産した企業や退職を余儀なくされる社員も多くいる。このような不安定な状況下では、できる限り「今の職場で長く働きたい」と考えるのが一般的だろう。しかし、コロナがきっかけで退職を決断した人もいる。
大阪府の20代女性(事務職)は「コロナが爆発的に流行る前に辞めました」と語る。一体彼女に何があったのか。(文:中島雄太)
■「危機意識の低い社員ばかりで、マスクをつけずに仕事をしている人が大勢いた」
女性は初めての転職をし、事務職として働いていた。しかし、その職場で女性は、驚きの光景を目の当たりにする。
「社員の危機意識が低く、マスクを外して仕事をしていたり、使用済みマスクを放置していたりしました」
「社員の危機意識が低く、マスクを外して仕事をしていたり、使用済みマスクを放置していたりしました」
女性はそれに対し注意をしたが、「みんな他人事のようだった」ため、解決には至らなかった。「社内教育もなっていないし、3密環境も揃っていたので感染リスクが高く、恐怖を感じました」と女性は退職を決意。女性は現在、求職活動をしている。
千葉県の30代女性(事務職)は「緊急事態宣言が出た後も、2週間は通常通りの出勤を命じられました。その後はシフト勤務になりましたが、実質ほぼ週5勤務。時差出勤は認められず、残業も通常通りでした」と振り返る。また女性は当時、妊娠5か月の妊婦だったため、胎児への影響がないか強い不安を感じていた。
「妊娠初期~中期にコロナにかかった場合の胎児への影響の症例がないため、日々の満員電車が不安でした。妊娠を告げた後も “シフト勤務”という名ばかりの通常出勤と、残業が求められることがあまりにもストレスでした」
「妊娠初期~中期にコロナにかかった場合の胎児への影響の症例がないため、日々の満員電車が不安でした。妊娠を告げた後も “シフト勤務”という名ばかりの通常出勤と、残業が求められることがあまりにもストレスでした」

女性はその後、家族と相談し退職を決断。「これからいろいろと入り用なのに痛手ですが、自分の身を守れるのは自分だけだなって思います」とコメントを寄せた。
■「危機感のないお客さんに不安を感じた。注意しても文句を言われることもあった」
長野県の50代女性(接客業)は、去年の11月頃からスーパーで働き始めた。「10年以上前、別のスーパーでレジの経験があったため、即採用してもらえました。その時点では長く働こうと思っていたのですが、コロナの影響で変わりました」と明かす。
「家族皆でワイワイと買い物をするお客さんの危機感のなさに驚きました。『自分はかからない』とマスクをしないお客さんもいました」
「家族皆でワイワイと買い物をするお客さんの危機感のなさに驚きました。『自分はかからない』とマスクをしないお客さんもいました」
女性は3密を避けるため、「レジ待ちで客同士が接近すると距離を取るよう伝えたりした」が、それに対し文句を言う客もいたと振り返る。
女性はしばらく必死で働いたが、「感染リスクがあってもレジに立っているのに、文句を言われることが嫌になってしまった」ため退職を決断した。現在は無職だが、「しばらくしたら、また働きたいと思います」と続けた。
※キャリコネニュースでは引き続き「新型コロナで退職を決意した人」のほか「会社や人事にバレたらヤバいこと」や「夫・妻に対する不満」などのアンケートを募集しています。

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