ファミマ、無人決済の店舗をオープン 天井で“密”になっているカメラの役割とは

ファミリーマートは3月31日、無人決済システムを活用した店舗「ファミマ!!サピアタワー/S店」(東京都千代田区)をオープンした。どのような仕組みになっているのだろうか。実際に買い物をしてみた。

店舗に入って気付くのは、天井にたくさんの小型カメラが設置してあることだ。記者が数えてみたところ、50個近くあることが確認できた。店舗面積は約55平方メートルなので、「天井が、カメラでかなり“密”になっている」という印象を受けた。

担当者によると、天井のカメラと商品棚のセンサーで、お客がどんな商品を手に取ったのかをリアルタイムで確認しているという。

店内で販売しているのは、アルコール、ドリンク、おにぎり、弁当、おつまみ、下着、ひげそりなどだ。取り扱い品目は約600種類あり、ビジネスパーソンがパパっと昼食を購入するにはちょうど良い品ぞろえだと感じた。

記者はミネラルウォーター、ガム、おつまみ、缶に入ったハイボールをカゴに入れて、レジに向かった。レジ台の前に立つと、備え付けのディスプレイに購入する商品リストが映し出された。確認してみると、ハイボールが抜けている。現時点で、100%商品を認識できるわけではないようだ。

商品に“抜け”がある場合は、自分で商品のバーコードを機械に読み取らせる必要がある。

アルコール購入時の本人確認は?
アルコールを購入しているので、年齢確認の作業が必要になる。ディスプレイに「確認中」という表示が出てきて、記者は10秒ほど待機した。担当者によると、成人かどうかをスタッフが遠隔で確認しているという。その後、決済方法を選択(交通系電子マネー、クレジットカード、現金のいずれか)。お金を支払うと、出口にある簡易的なゲートが開く仕組みになっている。

レジ台にはビニール袋、箸、フォークなどが設置してあるので、必要に応じてお客が持っていく(レジ袋は有料)。ファミペイアプリ、Tポイント、dポイント、楽天ポイントは利用できない。各種キャンペーンの引換券や割引券も使えない。提供するサービスはかなり絞り込んでいる。

入店してから店を出るまで、店員と接触することはない。たまに、商品を補充するために店員がバックヤードから出てくる程度だ。店内には、コーヒーマシン、ATM、電子レンジも設置してあった。

同店舗には、無人決済店舗を手掛ける「TOUCH TO GO」(東京都港区)が開発したシステムが導入されている。この店舗をオープンしたのは、短時間で買い物ができる利便性を提供し、省人化による店舗オペレーションの低減を実現するためだ。また、ファミマは、お客とスタッフが接することなく、非対面で決済する仕組みを推進していくとしている。

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