三重大病院元講師が否認=医療機器納入めぐる汚職事件―津地裁

三重大病院の医療機器納入をめぐる贈収賄事件で、業者に便宜を図る見返りに、上司の元教授が代表を務める団体に現金200万円を振り込ませたとして、第三者供賄罪に問われた同病院臨床麻酔部の元講師松成泰典被告(46)の初公判が31日、津地裁(柴田誠裁判長)であり、同被告は「便宜を図った覚えはない」と起訴内容を否認した。
冒頭陳述で検察側は、現金を振り込ませるため、上司だった元教授から業者に圧力をかけるよう指示を受けていたと指摘。弁護側は「寄付の見返りで機器の選定をしたわけではない」と訴えた。
起訴状によると、松成被告は、臨床麻酔部元教授の亀井政孝被告(54)=第三者供賄罪などで起訴=と共謀し、日本光電工業(東京都新宿区)側から医療機器納入で便宜を図ってほしいと依頼を受け、2019年8月に亀井被告が代表を務める団体の口座に現金200万円を振り込ませたとされる。

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