コロナ禍での人事評価 担当者の約6割が「難しい」

採用分析サービスを提供するアッテル(東京都渋谷区)は、コロナ禍でのテレワーク導入による人事評価方法の変化について、人事・採用担当者300人にインターネット調査を実施した。

調査では、約75%の企業がテレワークを「全社で導入している」「部署によっては導入している」と回答。そのうち、「コロナ禍の影響で人事評価の難しさを感じているか」との問いに、約63%が「すごく感じている」または「どちらかというと感じている」と回答した。

理由としては、「テレワークによりプロセスの評価が難しくなったため」が53.9%、「成果主義に変えたいが、社内で制度ができていない」が49.7%だった。多くの会社がテレワーク導入により、プロセス評価から成果評価への移行が間に合わず、人事評価の難しさを感じていることが分かった。

「成果が評価にあまり影響しない」という課題
「人事評価は従業員が納得できる形で適正に行えていると思うか」との問いには、約半数が「行えていない」または「どちらかといえば行えていない」と回答。「経営者や上長の感情が評価に入ってしまっている」という意見や、「成果が評価にあまり影響しない」「プロセス主義の評価制度になっている」という回答が続いた。

さらに約8割が、評価すべき人材の評価軸を「すべて変えるべき」または「一部変えるべき」と考えていることが判明した。コロナ禍をきっかけに、評価制度に関する問題意識が高まった思いが見て取れる。

また、「人材配置においてどんな課題を感じているか」との問いには、「部署のニーズに、人材の能力をマッチングできていない」「各個人の能力を引き出せていない」という声が多く聞かれた。

在宅勤務やテレワークが浸透したことで人事の評価軸が変化し、プロセス重視の人事評価は難しくなってきている。働き方の変化に伴い、新しい人事評価の構築が求められている。

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