大和ハウス、猫用の水洗トイレとシャンプーシンクが合体した「ネコレット」発売 猫との快適なおうち時間を提案

大和ハウス工業は2月22日、水洗トイレ・シャンプーシンク一体型猫専用ユニットバス「ネコレット」(税込36万3000円)を発売した。

ネコレットは上部がシャンプーシンク、下部がトイレユニットになっている。トイレユニットは、市販の猫トイレと猫砂を設置する仕様とした。トイレユニットの天井部分にはセンサーが付いており、猫がおしっこをして退去すると数秒してから水が自動で流れる。シャンプーシンクは、飼い主の利便性を向上させるため、マイクロバブルのシャワー水栓、ハンズフリーでドライヤーを利用できる設備、シャンプーを収納する引き出しなどを備えている。

なぜ、ネコレットを開発したのか。ペットフード協会によると、2020年における新規のペット飼育数は、前年比15%増の48万3000頭。飼育理由のトップは「生活に癒(いや)し・安らぎが欲しかったから」(45.2%)だった。また、住宅購入をきっかけにペットを飼いたいと考えている20~30代が一定数いることにも同社は着目した。

一方、実際に猫と暮らしていくには「トイレの処理」「臭い」「抜け毛」といった課題が存在する。そこで、自宅で猫と共生できる商品開発を進めることにした。

コロナ禍で住宅への意識が変化
大和ハウス工業の大友浩嗣取締役常務執行役員は、コロナ禍の影響で「家が帰る場所から生きる場所に変化した」と説明する。在宅勤務が普及し、政府がステイホームを呼び掛けている。そのため、自宅で過ごす時間を大切にする人が増えた。こうした価値観の変化も、「ペットユーザーに訴求する住宅づくり」を推進する背景にある。

同社はこれまでもペットと暮らす家づくりを提案してきた。例えば、15年には犬の習性に配慮した住まいを提案するため「犬と暮らすまちなかジーヴォ」を埼玉県川口市に建設した。また、17年には猫が室内でも快適に過ごせるアイデアを反映した「猫と暮らすまちなかジーヴォ」を千葉県流山市に建設している。今回の新商品はその取り組みをさらに進めるものになる。

ネコレットの目標販売数は年間100個。ただ、リフォーム需要などを取り込めば、さらに上積みできるのではないかと同社は分析している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする