【井上咲楽の本音】「女性枠」と言われる社会は生きにくい 実力です!

五輪組織委の新会長は橋本聖子さんに決まりました。「女性が選ばれてよかった」という感想の方も多いと思いますけど、ご本人は「性別は関係なく実力でやってきた」という自負もあるでしょう。男性社会の永田町で子育てをしながらキャリアを重ねてきたのは並大抵のことではないと思います。90年代なんて、もっと女性にとって厳しい環境だったはずですし…。
前任の森喜朗さんの発言は…本当に救いようがないです。おそらく、あの言葉は皮肉でも悪意でもディスりでもなく「普通の本心」。古い思想が染みついており、今も失言の自覚はないと思います。自民党の若手議員さんも教えてくれました。「森さんはいつもあんな感じだよ」と…。
でも、内部からじゃなくて世論や外圧を受けて、初めて事態の深刻さに気づく組織ってどうなんでしょう。橋本さんのセクハラ問題も世界で言及されているし「日本は古くて偏った国」というイメージが定着したら、とてつもない損失になりますよね。
自民党内では稲田朋美さんらがクオータ制(一定数の議席を女性に割り当てる制度)の導入を提案していますが、現状の日本にはまだ不向きなのではと考えてしまいます。実力で勝ち取っても「女性枠でしょ」と言われてしまう社会はもっと生きにくい。高市早苗さんの主張のように、制度化するのではなく社会全体が成熟していってほしいです。
会長人事で大騒動になりましたけど、大切なのは五輪をどうするか。私は仮に無観客でも開催してほしい。アスリートには常に「今」しかないです。例えばの話ですけど、限られた条件でも実施して、2032年に再び完全な五輪を東京で開催して、コロナ終息後の世界の象徴に、と願うのは夢物語なのでしょうか…。
いろんな意見はありますけど、私は故郷・栃木での聖火ランナーを楽しみたい。誰かの失言によって、一生に一度の誇りを自分で手放したくないです。走ります!
(タレント)

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