約300点の制服コスプレができると話題の資料館 人気の秘訣を聞いた

(写真提供:日本被服)公正取引委員会の「2017年公立中学校制服取引実態調査」によると、全国の公立中学校が制服を指定している割合は98.6%にのぼる。その主な理由として(1)秩序維持、生徒指導のため(2)学校への所属意識を高めるため(3)生徒や保護者の経済的負担を軽減するためと回答。そんな中、制服生産量日本一を誇る県の「学生服資料館」が話題を呼んでいる。
画像をもっと見る■約7割の制服を生産国内の制服の約7割を生産している岡山県。全国的におなじみのトンボ学生服・富士ヨット学生服・カンコー学生服の本社も同県にある。江戸時代に岡山を治めていた池田藩が、当時は米本位制経済だったことから、米を増産しようとして遠浅の瀬戸内海を干拓。しかし、塩害で米は作れずにその代替品として綿花を栽培したのが始まりだ。岡山の綿は繊維が太くて短く、丈夫な織物に適していたため、制服にピッタリだったという。
関連記事:ダレノガレ明美、セーラー服姿にファンから絶賛の声も… 母から怒られる■ブレザータイプの発祥地この地域では以前は足袋を作っていた。しかし、明治中期から人々が洋装に変わってきたため、足袋市場が縮小。代わりに作るものを探したときに制服に着目したそうだ。

(写真提供:日本被服)日本で初めて学校制服が定められたのは、1872年の帝国大学(現東京大学)で、ブレザータイプの発祥地は岡山県だ。1980年代に団塊ジュニア世代を取り込みたい高校が、海外修学旅行を目玉にしたことで、外国で見られても違和感のない制服としてブレザータイプが考案された。

■日本全国約700校へ納入実績そんな制服の歴史を学べる体験資料館を開いているのが、1863年創業の日本被服(岡山県倉敷市)。東京都内の有名女子校を始め、日本全国約700校への納入実績を誇る。

(写真提供:日本被服)
■自由に着替えて撮影可能「児島学生服資料館」は2階建ての建物で、1Fには制服に関する貴重な資料を展示。2Fでは、学生服やセーラー服、ブレザーを約300点を展示しており、2つあるフィッティングルームで自由に着替えて撮影できる。

(写真提供:日本被服)コロナ禍前は毎年約1万人が訪れるなど、街の人気スポットとなっており入館無料だ。 (取材・文/しらべぇ編集部・おのっち)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする