手動の踏切ゲート導入検討=警報・遮断機ない「第4種」に―JR西

JR西日本は18日、遮断機や警報機のない「第4種踏切」の事故を防ぐため、歩行者らが横断時に手で押し開ける「踏切ゲート」を開発していると発表した。開発中のゲートを山口県内で試験運用中で、2021年度中の管内への本格導入を目指す。
同社によると、管内の4種踏切での事故発生率(19年度)は、遮断機と警報機のある踏切の約2.7倍に達する。
国の運輸安全委員会は4種踏切の廃止や保安設備の設置を求めている。ただ、廃止には地元住民の同意が必要で、警報機と遮断機の設置には場所によって1カ所で数千万円掛かることから、暫定的な対策としてゲート開発を決めた。
4種踏切での事故の約9割は列車通過直前の横断時に起きており、ゲートの設置で一時停止と左右確認を促すのが狙い。管内の4種踏切のうち自動車が通行できない330カ所(19年度末)の中から、一定の通行量がある場所を選び設置する。
山口県長門市で運用中の踏切ゲートは、90センチの高さに幅20センチの発泡ウレタン製のバーを水平に設置したもの。手で押し開けると開いた状態が約10秒間続き、自動的に閉まる仕組みで、自転車などで通る際は降りずに開けられる。
記者会見したJR西の長谷川一明社長は「できることからやっていくことが必要。現状よりは(安全面を)改善するために実施していきたい」と話した。

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