センチュリー購入、知事を提訴=元県職員「裁量権の逸脱」―山口地裁

山口県が貴賓車としてトヨタ・センチュリーを2090万円で購入したのは「裁量権の逸脱で違法だ」として、元県職員の男性(74)が18日、村岡嗣政知事を相手取り、購入金額相当を県に賠償するよう求める訴訟を山口地裁に起こした。
訴状などによると、県は昨年4月にセンチュリーの購入契約を締結。8月に納車された直後に県議会に貸し出した。車は議長車として利用されており、男性は「購入は裁量権の逸脱、乱用だ」と主張。「知事は違法な支出を阻止すべき指導監督義務を怠った」と訴えている。
提訴後に記者会見した男性は「4月には新型コロナウイルス対策に予算が必要なことを分かっていたはずだ」などと強調。「知事は庶民感覚に立った行政施策を行うべきだ。県民の思いを裁判官に伝わるようにしていきたい」と語った。
村岡知事は「訴状が届き次第、詳細を確認し、適切に対応していく」とのコメントを出した。知事は昨年10月の記者会見で「(センチュリー購入は)検討が十分なものではなかった」と弁明している。

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