新型コロナ禍での芥川・直木賞贈呈式 宮部みゆきさん「医療従事者の皆さんへ拍手を」

第164回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が18日、都内で開かれた。「推し、燃ゆ」(文藝秋季号)で芥川賞を受賞した宇佐見りんさん(21)、「心淋し川」(集英社)で直木賞を受賞した西條奈加さん(56)に正賞の時計と副賞の賞金100万円が贈られた。
新型コロナの影響により緊急事態宣言下での選考、贈呈式になったことに関し、祝辞を述べるため登壇した直木賞選考委員の宮部みゆきさんは「お集まりの皆様に2度拍手を頂戴したいと思って参りました」と述べた。「1度目は運営している日本文学振興会の皆様、会場の皆様に」とし、2度目は「芥川賞直木賞を運営できているのはやはりこの瞬間でも最前線でコロナと戦い、一般衣医療の灯も消さずに奮闘し続けてくださっている医療従事者の皆さん、大勢の働く皆さんのおかげです」と説明。「感謝の意を込めてもう一度拍手を頂戴したい」と出席者へ拍手を促した。
現役大学生作家の宇佐見さんは深い青のドレスに身を包み登壇。「(受賞を聞いたとき)ほんとうにいいのだろうか。素直にいうとそういう気持ちでした」と率直な思いを述べた。また、「2作目(受賞作)については悔しい思いも持っています。次に書きたいことはもう決まっています。3作目の原稿は私にとって一生にとっても大事なものに鳴ると思います。本を読んでくださる方々にはやく届けたいその一心です」と次回作への強い思いを明かした。
着物姿で登壇した西條さんは会場に現在の編集の担当者をほぼ全員招待したといい、「この会場の中に私の16年分の作家人生がまるごと入っているような感覚があります。感無量で非常にうれしく、ありがたいです」と感謝を述べた。

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