和牛やホタテ詐取容疑 山口組系組員ら9人逮捕

食品関連業者を装い黒毛和牛などの高級食材をだまし取ったとして、警視庁は14日までに、詐欺容疑で、いずれも特定抗争指定暴力団山口組系組員の坂田宏樹(41)=神奈川県伊勢原市下糟屋=、山下純一(41)=静岡県伊東市岡=両容疑者ら男9人を逮捕した。同庁は認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は2018年3月、実体のない食品関連会社を名乗り、福岡県の食肉製造会社と東京都の水産加工会社に黒毛和牛や冷凍ホタテをそれぞれ注文するなどして、計約300万円分の食材をだまし取った疑い。
同庁組織犯罪対策特別捜査隊によると、坂田容疑者らは小口の取引で相手を信用させた後、大量の商品を注文して姿を消す「取り込み詐欺」と呼ばれる手口で活動。これまでに、北海道、宮城、福島、東京、高知、福岡各県の食肉会社など約10社で、総額約6000万円の被害が確認されているという。
詐取した食材は転売して現金化しており、同庁は暴力団の資金源になった可能性があるとみている。同庁によると、取り込み詐欺事件で暴力団の関与が明らかになるのは珍しいという。

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