新宿区 成人の日「友人と会食には行きません」誓約書記入義務付け

成人式の開催を直前に中止した東京都新宿区は、会場に予定していた新宿住友ビル「三角広場」に金屏風のフォトスポットを設置し、新成人たちが記念撮影のため足を運んだ。
全国で開催中止決定が相次ぐ中、新宿区は吉住健一区長自ら「一生に一度の式典」と宣言し、5日に実施を決定。注目を集めていたが、政府が都を対象とする緊急事態宣言を7日に発令すると慎重論が相次ぎ、翌日には中止に至った。
式典の代替措置として設置したフォトスポット。入場時は手指の消毒と検温のみならず、名前や連絡先などを書く誓約書の提出も義務付けられた。チェック欄には「撮影後は友人等と会食には行きません。新成人として約束します」という異例の項目もあった。
フェースシールド姿の職員が並び、緊張感も漂う中、晴れ着姿の新成人らが続々と集い、旧友との再会に歓声を上げた。桃色の振り袖に身を包んだ新成人は「友だちと会って写真を撮るのが目的だったので、むしろ良かったです」と笑顔だった。
会場に何度も流れたのは「混雑して3密になってきているので会話はお控え下さい」という少々酷なアナウンス。モニターにはメッセージを語る吉住区長の映像も流れたが、新成人の視線は無名時代を同区で過ごした俳優・遠藤憲一が若き日を語るムービーの方に向けられていた。
午前10時に開放されたフォトスポットには、午後3時の終了までに542人が来場した。昨年の成人式の参加者は約1200人だったが、今年は約半数の新成人が新たな門出を祝福した。(北野 新太)

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