蓋が外れる熱傷事故で米製電気圧力鍋がリコール 日本での流通品に注意喚起

(ra3rn/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)数あるキッチン用家電のなかでも、このところ大変な注目を集めているのが電気圧力鍋だ。しかし、このほどアメリカで、人気商品の大規模なリコールが発表された。CPSC(the U.S. Consumer Product Safety Commission=米国消費者製品安全委員会)の公表内容を、『ABC News』などが早速報じている。
■電気圧力鍋が大人気調理時間を大幅に短縮し、光熱費を浮かせてくれる大変便利な圧力鍋。カレーやシチューなどの煮込み料理はあっという間に完成し、煮魚は骨まで食べられるようになる。従来のガス用圧力鍋は、強い蒸気がシューシューと大きな音を立てて圧力調整弁から噴出するため、怖がる人も多く、慣れない人が触れて熱傷を負う危険性もある。そんな中、自動調理メニューのボタンひとつで簡単に料理が完成する静かな電気圧力鍋は、ぐんぐんと支持を集めるようになった。
関連記事:セブンイレブンの“お一人様鍋” 必ず一緒に買うべきモノが店内にあった■リコール対象商品このほど米国でリコールとなった電気圧力鍋の商品名は、『クロック・ポット・6カート・エクスプレス(Crock-Pot 6-Quart Express)』。1910年に設立し、米・キッチン用家電メーカーとして定評があるサンビーム・プロダクツ(Sunbeam Products)社の『クロック・マルチ・クッカーズ(Crock Multi-Cookers)』シリーズの1つだ。リコールの対象となるのは、鍋の下部あるいは電気プラグに、K196JN、K365JN、L001JN、L273JNと表示されているものだとという。

■99件の熱傷事故CPSC(米国消費者製品安全委員会)は「サンビーム・プロダクツ社あるいはCPSCに対し、計119件の事故報告が消費者より寄せられた。うち99件は1度から3度の熱傷事故である」と発表している。いずれのケースも、調理中にいきなり蓋が外れて高温の中身が噴き出したもので、蓋が完全にロックされていない状態で加圧された可能性が高いとし、その原因について調査が必要だという。
■94万台を超える販売数ウォルマート、ターゲットといった大手スーパーマーケット・チェーン、小売店、そしてAmazonやYahoo!など通販サイトでも販売されていた『クロック・ポット6カート・エクスプレス』。2017年7月以降、米国で約91万4,000台、カナダで約28,000台が販売されたことがわかっている。また、並行輸入により日本でも大手通販サイトで販売されていることがわかっている。心当たりがある方はぜひとも確認してほしい。 (文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)

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