兵庫県の中学校で22人感染・合唱クラスター発生か 当日の状況を教委に直撃

(画像提供:アメリカ国立アレルギー・感染症研究所)兵庫県市川町教育委員会は、町立市川中学校の生徒20人と教員2人が新型コロナに感染したと発表。地元の保健所は、今月20日に行われた合唱コンクールで集団感染した可能性もあるとして調査を行っている。
■合唱コンクールでクラスター発生の可能性町教委によると、22日に生徒1人が38度5分の発熱を訴えたため、PCR検査を行ったところ、陽性と判明。その後、この生徒と同じクラスの生徒18人と、別のクラスの生徒1人、教員2人の感染が判明し、この中学校の感染者は計22人となった。全員が軽症か無症状だという。20日には学校の体育館で合唱コンクールが行われているため、全校生徒201人と教職員26人、当日来場した保護者約150人全員のPCR検査を実施予定だ。26日には中学校のグラウンドでドライブスルー方式で209人の検査が行われ、検査結果は29日以降に判明する見込みだ。この影響で当該中学校と町内すべての小学校が27日まで臨時休校となった。
関連記事:30代女性の6割が「マスクは不織布のものを使いたい」 洗って使い回す人も■肩が触れるか触れないか程度の間隔合唱コンクールでは、1クラス2曲・計10分の歌唱が行われ、ステージ上では肩が触れるか触れないか程度の間隔だったという。歌唱中はマスクを外し、終了後はかけて、クラスごとの歌唱が終わるたびに換気の時間は設けていた。保護者席では、距離を保ちながら全員がマスクをかけていたそうだ。

■合唱連盟はガイドライン策定一般社団法人全日本合唱連盟は「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止ガイドライン」第1版を6月29日に策定し、11月26日に第2版を公表した。

(画像提供:全日本合唱連盟)ガイドラインでは「歌唱による飛沫飛散は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大となる懸念がある」としている。連盟の飛沫実証実験では、マスクをしない日本語(大地讃頌)の歌唱では、発生する方向への飛沫到達距離は男性で平均46.5cm(最大61cm)、女性では26.5cm(最大57cm)が観測された。また、マスクの効果については、可視化される飛沫が顕著に減少したという。
■ソーシャルディスタンスも呼びかけそのため、演者が歌唱(発生)する場合、舞台から客席までを2mとることと、適切な換気が有効だとしている。また、練習時と公演時ともに、マスクをしない場合には、団員の距離は発声する前方向に1.5m程度(最低1.2m)、左右は密が発生しない程度を確保することを呼び掛けている。

(画像提供:全日本合唱連盟)連盟の担当者によると、マスクをしたままでの歌唱も問題はなく、プロの東京混声合唱団は実際にマスクをかけたまま、何度もコンサートを開催しているそうだ。 (取材・文/しらべぇ編集部・おのっち)

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