ルリゴキブリ類新たに2種=南西諸島で発見、黄赤色の紋様

美しい金属のような光沢があるルリゴキブリ類の新種を南西諸島で2種発見したと、静岡県磐田市の竜洋昆虫自然観察公園や鹿児島大、法政大などの研究チームが発表した。鹿児島県の奄美大島や徳之島、悪石島などに分布する「アカボシルリゴキブリ」と沖縄県・与那国島に生息する「ウスオビルリゴキブリ」で、25日に同公園で展示が始まった。
日本に生息するゴキブリはこれで計59種となったが、大半は森林や洞窟などにすみ、住宅や飲食店に出没するのは1割程度。新種2種の幼虫を採集、飼育して脱皮させ、成虫の特徴を明らかにした竜洋昆虫自然観察公園の職員柳澤静磨さん(25)は「ゴキブリの研究はなかなか進んでいないのでうれしい。森の植物などの分解者として重要な役割を果たしているので、今後も多様性を解明したい」と話した。
アカボシルリゴキブリ(雄の全長12~13ミリ)は羽に黄赤色の紋様が三つ、星のように並んでいる。一方、ウスオビルリゴキブリ(同12.5~14.5ミリ)はこの紋様が帯のようにつながり、色が薄い。ルリゴキブリ類は、日本ではこれまで石垣島と西表島にすむ「ルリゴキブリ」しか見つかっていなかった。国立科学博物館によるDNA解析でも新種と確認され、論文は日本動物学会誌電子版に掲載された。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする