同性愛暴露「許されぬ」=遺族側控訴は棄却―一橋大生転落死・東京高裁

同性愛者だと同級生に暴露され、パニック発作を起こして転落死したのは適切に対応しなかった大学側の責任として、一橋大法科大学院の男子学生=当時(25)=の遺族が同大を相手取り、計約8500万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁であった。村上正敏裁判長は「アウティング」と呼ばれる暴露行為を「許されない」と断じる一方、遺族の請求を退けた一審東京地裁判決は支持し、原告側控訴を棄却した。
判決で村上裁判長は、同級生によるアウティングは「学生の人格権やプライバシー権などを著しく侵害するもので、許されない行為であることは明らかだ」と指摘。その上で、アウティング発生や学生の転落死について、大学側に安全や教育環境上の配慮義務違反があったとは言えないとした。
遺族側は「アウティングが人格権侵害と認められたことは一つの成果」として、上告しない方針。暴露した同級生とは既に和解が成立している。

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