「『月光』を弾いて」といわれて「知らない」と答えたおばあさん 次の瞬間…?

アメリカ・マサチューセッツに暮らすランディさんはTikTokに母親のエレインさんの動画を投稿しています。
2020年11月現在、92歳のエレインさんは認知症を患っています。
ランディさんは認知症について人々の認識を高めることを目的にエレインさんの動画をシェアしているのだそう。
彼女のTikTokのフォロワーは15万人以上。なぜこんなにも多くの人たちがエレインさんの動画を見ているのでしょうか。
その理由は動画を見ればすぐに分かります。
ピアノの前に座るエレインさんにランディさんがこう伝えます。
「ピアノソナタ『月光』第3楽章を弾いて」
エレインさんが「知らないわ」といいつつ、ピアノを弾き始めると…!
##dementia ##alzheimers##music##Beethoven##moonlightsonata
「そんな曲知らないわ」といいながら、エレインさんの指は瞬時にベートーベンの名曲を奏で始めました。
実は彼女は幼い頃からピアノを弾くことに情熱を注いできたのです。
人生で何十年間もピアノを演奏してきた彼女の指は、弾き方をちゃんと覚えているのですね。
この動画は200万件を超える「いいね」がつき、多くのコメントが寄せられています。
・すごい。脳の記憶が薄れても身体と魂は覚えてるのね。
・鳥肌が立って涙が出た。
・この動画は僕の祖父母に希望を与えてくれたよ。ありがとう。

海外メディア『Metro』によると、エレインさんは短い期間の記憶を覚えていられないのだそうです。
そのため、娘のことも分かっていますし、着替えや食事も自分でできますが、5分前にピアノを弾いたことは忘れてしまうといいます。
エレインさんは3年前から認知症患者専用の高齢者施設で暮らしています。そして彼女は毎週日曜日に施設内で入所者の皆さんのためにピアノを演奏しているのだそう。
それはエレインさんが「音楽への情熱を忘れないように」というランディさんのアイディアだということです。素晴らしいですね。
情感たっぷりにピアノを弾くエレインさんはとても認知症を患っているようには見えません。音楽の力は偉大ですね。
[文・構成/grape編集部]

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