世界一命知らずで有名な「ジェットマン」 飛行スタントの訓練中に事故死

(mbolina/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)速くて、高く、超危険というスリルの三点セットで、手に汗握る興奮を得られるエクストリーム・スポーツ。プロのスタントマンとしてその頂点に立つひとりだったヴィンセント・レフェットさんが、このほど事故死した。36歳の若さだった。
■絶景動画で人々を魅了フランス国籍のプロフェッショナルなスタントマンとして、世界に名が知られたヴィンセント・レフェットさん。彼が今月17日、アラブ首長国連邦ドバイ市の郊外で行われていた訓練の最中に死亡した。ジェット噴射を利用する飛行器具「ジェットパック」を背負い、カーボンファイバーの翼を装着して、モンブラン、中国の天門洞、ドバイといった絶景のなかを気持ちよさそうに飛ぶレフェットさんのYouTube動画は、どれも大変な閲覧回数を記録している。
関連記事:エミレーツ航空上級副料理長の炊き込みご飯『チキンマンディ』レシピが激ウマ■精神の限界に挑戦する男高さのある建築物が多いドバイでのジップラインなど、スリル満点のアトラクションを展開し、ぐんぐん知名度を上げていたドバイのエクストリームスポーツ『エックス・ドバイ(XDubai)』。フェットさんは、その『ジェットマン・デュバイ(Jetman Dubai)』チームに所属。エミレーツ航空のエアバスA380型旅客機と並行して空を飛び、世界一高い超高層ビル「ブルジュハリファ」の823メートルの高さからジャンプを成功させるなど、「ジェットパック」の宣伝に大きく寄与してきた。

■2人の幼い息子を残し…あるスタントを控えて、その訓練を行っていたレフェットさん。危険は十分に承知しているとしたうえで、かつてのインタビューでは、ジェットパックの出現について「自分自身の精神の限界が広がる解放感、爽快感、そして自由に大きな喜びを感じた」と話していた。長年のスポンサーは、エナジードリンクで有名なオーストリアの「レッドブル社(Red Bull GmbH)」。プライベートでは、2人の息子をこよなく愛する良き父親だったという。
■チームの落胆は大きく…「彼ほど勇気のある男もいない」と語り、ひどい落胆と喪失感に苦しんでいる「ジェットマン・デュバイ」チームの仲間たち。なかでも著名なジェットマンで先輩格のフレデリック・イブ・フューゲンさんは、レフェットさんの類まれなる才能は少年時代から特別な輝きを放っていたことを明かし、哀悼の意を捧げている。なお、ドバイ警察およびアラブ首長国連邦民間航空総局は、メディアのコメント要請には応じていない。 (文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)

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