季節より経済活動活発化が感染増の要因か―新型コロナ感染者国内初の2000人超え 自治医科大附属病院・森澤雄司准教授の見解

国内の新型コロナウイルス感染者が18日、初めて2200人を超え、過去最多を更新した。最多だった14日の1735人を大きく上回った。東京は過去最多の493人となり、感染状況に関する4段階の警戒度を最高レベルに引き上げる方向で検討を始めた。神奈川では初の200人超え、埼玉や静岡などでも最多を更新した。日本医師会の中川俊男会長は、21日からの3連休を前に「秋の我慢の3連休にしてほしい。コロナを甘く見ないでください」と呼び掛けた。
陽性者の人数が全国的に増加傾向となっていることについて、自治医科大付属病院で感染制御部長を務める森澤雄司准教授は「寒くなり、空気が乾燥しているからとも言われますが、社会経済活動が活発化し、人の移動や接触が増えたことが考えられます」と指摘した。PCR検査は2月ごろは1日1万件に届かなかったが、夏頃からは2万件以上の検査を実施。検査態勢が確立されてきたことも増加の一因として挙げた。日本は欧米などと比較し重症者数、死亡者数は圧倒的に少ない。米国では約25万人が亡くなり、再拡大の可能性もある。「なぜ欧米で被害が大きく、日本では小さいのか、未解明なことの方が多い。これまでと変わらず、手指衛生に気をつけるなど、自己防衛をしてほしい」と呼びかけた。
今春には、緊急事態宣言や各自治体から外出自粛要請などが出された。「医療従事者の立場としては、患者さんが増えてしまっては困ります。一方で、経済活動が止まれば大きなダメージを受けます。今後、どのような対応を取るべきか、政府、行政で議論を重ねて判断を下すべき」と話した。

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