ミレニアル世代の投資のリアル 第3回 株でつながった仲間と優待消費やお得レジャーを楽しむ30代女性の投資ライフ

コロナによる景気の低迷、老後への不安など、さまざまなきっかけで投資にチャレンジする人は増えています。この特集では、20代前半から30代後半の個人投資家がどのように自分らしい投資を楽しんでいるのか、インタビューで紹介します。

今回お話を伺ったのは、医療事務の仕事をしながら株式投資をしているあやさん。投資歴3年目にして複数の株を保有し、投資を通じた仲間との交流を楽しんでいらっしゃいます。お金儲けのためだけじゃない株式投資の楽しみ方について、聞きました。

あやさん
都内在住の30代女性。普段は医療事務の仕事をしている。2018年2月にオンラインゲームを通じて知り合った友人から、株について教わり投資をスタート。現在は主に長期投資を行っていて、十数種類の株を保有している。

短期・中間取引を始めたものの……?
――あやさんが投資を始めたきっかけはなんですか?

10年くらい前から、株に興味を持ち始めました。当時、有名な投資家のウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスのことをテレビで知って、すごいなと思っていたんです。でも、周りに投資をしている人がいなくてやり方がわからなかったし、資金もありませんでした。当時は1,000株単位くらいから買わなければいけなくて、簡単には足を踏み入れられなかったんです。

転機は2018年2月です。オンラインゲームで知り合った友人が株をしていることを知って、いろいろ教えてもらえたことをきっかけに、投資を始めました。今もその友人のことは「株の師匠」と呼んでいます。

――最初は、どんな買い方をされていたんですか?

短期で上下する株を100万円分買って、利益が出たら売る、というのを繰り返していました。最初の3週間はビギナーズラックみたいな感じで全然負けなくて、「このままこのやり方で行けるんじゃないか?」って思っていましたね。仕事の休憩時間の10分間でこまめに売買したりして、投資にハマっていきました。

でも、1カ月くらい経った頃から勝率が落ちてきて、特に2018年10月くらいからは全体的に下がってしまい、元本割れしてしまった時もありました。

その後もバイオベンチャー※株や先物取引に手を出すなど、いろいろ試行錯誤していたのですが、短期・中期取引だと、こまめにチェックしなければいけなくて、まるで仕事みたいで体力がいるなと、モヤモヤしていましたね。

※バイオテクノロジーによる新しく高度な知識・技術を応用して、新薬や新しい治療技術の研究開発に従事する中小企業
自分の暮らしを豊かにする、長期投資・株主優待重視へ
――今はどんな投資スタイルですか?

2019年の夏くらいから、チャートを日々チェックする暮らしからは離れて、長期投資を中心としたスタイルに切り替えました。

業績が右肩上がりで、割と知名度も高くて、投資家に人気のある銘柄を保有し始めたんです。

今は、出前館、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、JTOWER、シャープやクックパッド、良品計画などの株を持っています。

これまでに十分な実績があり、これからさらに業績が伸びるだろうという観点から選んでいますね。

――株主優待も楽しまれているとか

そうですね。私、お洋服が好きなので、過去には好きなアパレルブランドの株を保有して、割引サービスを受けていたこともありました。

最近は鳥貴族の株も買いましたよ。「Go To Eat」で来客数が増えてきたなと思って、今後の業績も見込めそうですし、株主優待のお食事券も欲しかったので。

それからよく使うドラッグストアの株も、優待目的で持っていますね。
株以上に、株でつながった仲間が人生の財産に
――株式投資を通じて、生活に何か変化はありましたか?

STREAMという株取引のアプリを使っているのですが、そこでお友達がたくさんできました。

オンライン上のメッセージのやりとりだけでなく、コロナが流行する前は遠足に行ったり、一緒にデザートを食べに行ったり……

あと投資家ならではなんですけど、誰かがどこかの株を持っているから、”株主優待消費ツアー”と題して、株主優待を使うために集まることもあるんですよ。

――本当に仲良しですね~!

投資について相談したり、相談されたり、互いにアドバイスしあったり……情報交換しているだけで楽しくて、株をネタにごはんを食べに行くこともありますね(笑)

中でも一番仲良くしている人は、いろいろな株を持っていて、さらにお得情報にもとても詳しいんですよ。その人といたら1日中ほとんどお金を使わずに遊べるくらいで、その手腕にも本当に感動します……。

――株式投資という共通点だけで、そんなに深くつながれるものなんですね

もともと人に会って話を聞くのが好きですし、新しい人との出会いにワクワクするタチではあるのですが、実際に株をやっている人たちってみんな面白くて親切だし、頭もいい方が多いなぁと感じます。

30代から60代と年齢の幅も広いのですが、みんな年齢より若く感じるし、とてもアグレッシブでフットワークが軽いんですよ。役に立つことはどんどん実践する人たちなので、お互いに気が合うんだと思います。

おそらく株をしていなかったらこういう方たちと知り合うこともなかったと思うので、株を始めて良かったですね。
美大出身のあやさん、将来は美術品にも投資してみたい!
――株を始めたことで、価値観が変わったり、人生が変わったなと思うことはありますか?

元々ものを買いすぎちゃうところがあって、結構散財するタイプだったんです。でも、投資を始めてからは、お金についてきちんと考えるようになって、日常生活のコストを意識するようになりました。例えば何か買おうと思っても、「これだったら全部楽天カードで買った方がポイントもらえるからいいな」と考えますね。

投資でお金を増やすことも大切だけど、それと同じくらい節約してお金を使わないようにすることも大切ですよね。周りの投資で成功している友人はみんなそういう姿勢なので、私はマネしているだけなんですけど(笑)。

――最後に、これからどんな投資をしていきたいか、目標はありますか?

ものすごくお金がかかるので、実現できるかはわからないのですが、資産を増やせたら、美術品に投資してみたいです。

私自身美大出身で、学生の作品を見に行って、才能がある子を見つけるのが好きなんです。美術品に投資することを通じて、才能を持ったアーティストを応援したい、それが私の今の夢です。

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