飲食店の無断キャンセル理由 1位は「場所確保」2位は「体調不良」

経済産業省が2018年11月に発表したレポートによると、飲食店の無断キャンセルによる年間損害額は2000億円。業界喫緊の課題として対策の必要性が高まっている。なぜ無断キャンセルしたのか、飲食店向け予約・顧客管理システムの開発・提供などを行うTableCheck(テーブルチェック、東京都中央区)が調査したところ、コロナ禍で「体調不良」が急増していることが分かった。

「無断キャンセル理由」で最も多かったのは「とりあえず場所確保のための予約」(28.6%)。「場所確保」は2018年の調査開始以降、毎年1位に上がっている。次いで「体調不良」(24.6%)、「複数の飲食店を同時に予約」(23.0%)などとなった。「体調不良」は例年6位以下となっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてか、初めて2位にまで浮上した。

「Go To Eat」キャンペーン下での、オンライン予約サイト利用者の無断キャンセル状況を調査したところ、通常時より「Go To Eat」利用者のほうが無断キャンセルが少ない傾向になっている。

無断キャンセルをしたことがあるのは、通常時で10%前後だったのに対し、Go To Eatを利用して、オンライン予約サイトから予約した人の無断キャンセル率は3.3%。テーブルチェックは「来店して獲得できる還元ポイントが誘因となり来店傾向が強まっている」と分析する。

また、無断キャンセル時の予約手段としては「グルメサイト」(51.6%)が最多。次いで「電話予約」(44.4%)、「店の公式Webサイト」(31.0%)となった。テーブルチェックは「グルメサイトや電話予約は、無断キャンセル時にキャンセル料を請求することが難しく『とりあえず予約』や『うっかり忘れ』などにつながりやすい」とした上で「『予約時のクレジットカード情報の入力』など、飲食店側が積極的に対策を講じていく必要があるのでは」としている。

調査は11月6~9日、全国の20~60代の男女1113人を対象に、インターネットで実施。

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