「コロナ感染拡大速度増、厳しい状況」=北海道は行動制限など必要―厚労省助言組織

新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)の会合が19日午後、同省で開かれ、「感染拡大のスピードが増しており、このまま放置すればさらに急速な感染拡大に至る可能性がある。厳しい状況が続いている」との見解を公表した。
専門家組織は、感染増が顕著な地域として北海道や首都圏、関西圏、中部圏を挙げた。特に北海道について、「札幌市を中心に病床が逼迫(ひっぱく)し、調整が困難になるなど厳しい状況」と指摘。「一部の地域では、接触機会の削減・行動制限などの厳しい対策が求められる」と強調した。
脇田座長は記者会見で「感染を下げられないと、さらに(全国で)医療機関が逼迫する状況が近づく。年末に向けて感染状況を改善することを目標にしたい」と述べた。
会合では、1人の感染者が平均してうつす人数「実効再生産数」について、全国では感染拡大を示す「1」を超える1.31(1日時点)との推定値が示され、前回推定値の1.18(10月21日時点)から大幅に上昇した。各地の推定値(今月2日時点)は北海道1.27、東京1.86、愛知1.30、大阪1.57などだった。
全国の人口10万人当たりの新規感染者数は、11日までの1週間は6.35人だったが、18日までの1週間では8.95人に増加。北海道は21.66人が29.12人、東京は12.65人が16.85人、大阪は13.45人が18.86人に増えた。
全国の病床使用率(11日時点)は16.8%で、北海道は24.0%に上った。東京は26.8%、大阪は33.2%で25%を超え、感染拡大が4段階中2番目に深刻な「ステージ3」の水準となった。

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