地方の生活コストは本当に安いのか? – FPが地方に移り住んで感じたこと 第72回 改めて1から学ぶ”ふるさと納税”(5) ふるさと納税の手続き方法

「ふるさと納税」は聞いたことがあるけど、よくわからない。「ふるさと納税」をやってみたいけど、難しそう。そんな方も多いのではないでしょうか。このコラムでは、複数回に分けて1からふるさと納税について紹介していきます。そもそもふるさと納税とはなにか、どんなメリットがあるのか、利用方法や税金の計算方法、各自治体の返礼品の紹介など、ファイナンシャル・プランナーの高鷲佐織が、実際にふるさと納税をやってみて感じたことを交えながらお伝えいたします。

ふるさと納税の手続き方法は2つ

前回、前々回とふるさと納税の計算方法についての話が続きましたので、今回は、具体的な手続きの方法についてをお伝えしたいと思います。

手続きは2通りあります。1つ目は、ふるさと納税専用のインターネットサイトを利用する方法です。2つ目は、自治体に直接寄附の申込みをする方法です。

今回のコラムでは、ふるさと納税専用サイトを私自身が実際に利用した感想などを交えながら、ご紹介していきます。
ふるさと納税専用サイト

ふるさと納税専用サイトは、テレビや新聞、雑誌などで取り上げられていることも多く、ご存じの方もいらっしゃるでしょう。今回ご紹介するのは、そういたったサイトのほんの一部ですが、ご参考にしていただければと思います。
【ふるさとチョイス】

【1】返礼品数:33万品超(2020年11月16日現在)
【2】サイトからの申込み可能自治体数:1,500超自治体(2020年11月16日現在)

【3】特徴:ふるさと納税専用サイトの中で、返礼品数、導入自治体数ともに最も多いサイト

利用者も多く、12月近くなるとサイトを開くことが困難になったり、人気の返礼品が年始めに終了してしまったりすることもあります。
会員登録をしないで寄附をすることが可能ですが、登録をしないで寄附をした場合は、履歴をサイトで確認することはできません。

また、実際にふるさと納税について相談することができたり、ふるさと納税のセミナーやイベントが開かれたりする場所が東京のJR有楽町駅から徒歩1分のところにあります。名前は「ふるさとチョイスCaf」と言いますが、残念ながら現在は、新型コロナウイルス対策により臨時休業中で再開時期は未定となっています。
【さとふる】

【1】返礼品数:16万品超(2020年11月16日現在)
【2】サイトからの申込み可能自治体数:855自治体(2020年10月末現在)
【3】特徴:サイト利用には会員登録必須

会員登録すると、寄附の履歴を記録できたり、配送状況を確認できたり、電話(サポートセンター)および問い合わせフォームが利用できたりします。サポート体制がしっかりしていますので、初めてふるさと納税専用サイトを利用する方や、インターネット使用初心者の方には、おすすめです。
【ふるなび】

【1】返礼品数:12万品超(2020年11月16日現在)
【2】サイトからの申込み可能自治体数:330超(2020年11月16日現在)

【3】特徴:サイト利用するには、会員登録が必須

こちらの支払方法はクレジットカード決済に限られています。コンビニ決済や「○○Pay」のようなスマホ決済などは利用できませんのでご注意ください。メリットとしては、寄附をしたり、寄附をした後にレビューを投稿したりすることにより、Amazonギフト券がもらえます。
【楽天ふるさと納税】

【1】返礼品数:18万品超(2020年11月16日現在)
【2】サイトからの申込み可能自治体数:1,067自治体(2020年11月16日現在)
【3】特徴:「楽天」が運営しているサイト

すでに「楽天会員」で「楽天市場」を利用されている方は、こちらのサイトが利用しやすいでしょう。寄附をすることにより楽天ポイントが付与され、また、寄附をする際の支払いに、保有している楽天ポイントを使用することも可能です。なお、楽天会員でない方も利用することはできます。ただし、楽天会員でない場合は、寄附をしても楽天ポイントの付与はありません。

今回ご紹介した4つのふるさと納税専用サイトですが、各サイトで他との差別化を図り、工夫されていることがわかっていただけたと思います。今回ご紹介したサイトの他にも、「ANAのふるさと納税」や「ふるぽ(JTB)」、「ふるさとプレミアム」など、多くのふるさと納税専用サイトがあります。

どのサイトを利用するかを決めるひとつの目安として、具体的な返礼品、もしくは自治体名を決めましょう。どのサイトにも、言葉で「検索」ができる箇所がありますので、具体名で「検索」をしてみて、「見やすくてわかりやすい」と思ったサイトを利用するとよいでしょう。

高鷲佐織 たかわしさおり ファイナンシャル・プランナー(CFP 認定者)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/DCプランナー1級。 資格の学校TACにて、FP講師として、教材の作成・校閲、講義に従事している。過去問分析を通じて学習者が苦手とする分野での、理解しやすい教材作りを心がけて、FP技能検定3級から1級までの教材などの作成・校閲を行っている。また、並行して資産形成や年金などの個人のお金に関する相談を行っている。 この著者の記事一覧はこちら

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