テレワーク中の職場の人との雑談やランチ、4割が「1日0分」

新型コロナウイルスの影響で定着しつつあるテレワーク。サイボウズが在宅勤務をしている人に調査したところ、職場の人と業務に関わるコミュニケーションの時間について「1日30分未満」と答えた人が約6割に上った。雑談を始め業務に関わらないやりとりでは、約4割が「0分」と答えた。

テレワークで通勤時間が無くなるなど合理化が進む一方、同僚や上司との会話が減り、所属企業への帰属意識が薄れるなどの影響も広がりそうだ。

仕事の話、6割が1日「30分未満・0分」
調査はサイボウズが10月2日~6日、週1回以上在宅勤務をしている20歳~69歳の会社員や経営者など約3000人にネット上で実施した。ちなみに在宅勤務の頻度について質問したところ、「週1~2回」が4割、次いで「週3~4日」が3割という結果になった。出社とテレワークを併用している人が多かった。

さらに、在宅中の職場の人とのコミュニケーションについて聞いた。社内会議や打ち合わせといった「業務に関する話」をする頻度について聞いたところ、1日当たり「30分未満」が計61.6%となった。うち「0分」は8.3%。逆に「1時間以上」はわずか15%となった。

出社時のコミュニケーション量と比較している訳ではないが、やはりテレワーク中は同僚とのコミュニケーションは希薄になりがちと言えそうだ。ちなみに「業務に関わるコミュニケーションの時間を多く(少なく)したいか」という質問には、77.6%が「適量」と回答している。

雑談などの「業務に関わらないコミュニケーション」の時間についても聞いたところ、「30分未満」が計約9割、うち「0分」は4割強となった。こちらも、コミュニケーションの時間数について「適度」と考えている人が72.5%に上っている。

時にはストレスや、極端な場合はパワーハラスメントの原因にもなり得る職場内の会議やちょっとした雑談。テレワークではこれらの抑制されるメリットがある半面、同僚や上司との連携などでやりづらさを感じるケースも少なくないようだ。

4割の人「協力し合うこと減った」
サイボウズは、在宅勤務をしている人に「業務で関わりのある人との関係の変化」についても質問。「(職場の人が)何をしているかが分からなくなった」が約6割に上った。他にも「協力し合うことが減った」が42.4%、「意見・提案をしにくくなった」も40.7%となった。

やはり、テレワーク中はメールやSNS、電話によるやりとりが主体となるため、どうしても対面と同じようにはいかない点が背景にあるようだ。「在宅勤務時のテレワークで当てはまるもの」という質問では、7割強の人が「ちょっとした会話が減る」「ランチや飲み会での交流が減る」と答えた。他にも「場の雰囲気をつかみにくい」が66.7%、「深い・込み入った話をしにくい」も57.3%に上った。

サイボウズの本調査では、他にも「チームワークが良い状態のチームは、業務に関わる会話・関わらない会話の両方が長い傾向にある」という結果も示された。コロナ後も生産性向上のためテレワークを定着させようとしている企業にとって、「オンラインでも社員間の心の距離を遠ざけない」工夫が求められそうだ。

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