「サンタさんの移動を許可して」 5歳児から届いた手紙に、伊・首相の回答は?

2020年、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)によって、私たちの生活は大きく変化しました。
国によっては感染の広がりを抑えるため人々の移動を制限し、屋外での活動を禁止する『ロックダウン』が長期間続いています。
イタリアでは、同年11月上旬から再び外出制限を開始。そんな中、特に規制の厳しいロンバルディア州に住む5歳のトンマーゾくんには、どうしても心配なことがありました。
それは「クリスマスにサンタクロースが家に来れないかもしれない」ということ。
そこで、トンマーゾくんはイタリアのジュゼッペ・コンテ首相に手紙を書いてサンタクロースの『移動許可』を嘆願しました。
アメリカのメディア『Forbes』がその手紙の内容を報じています。
トンマーゾくんは「今朝、僕はサンタさんが来れるか心配だったので、クリスマスまであと何日残っているかママに聞きました」と書いています。
彼の家族は、ロンバルディア州の街に住んでいて、そこは現在『レッドゾーン』に分類されたもっとも厳しいコロナウイルス規制の下にあります。
彼はこう続けています。「サンタさんが世界中のすべての子供たちにプレゼントを届けられるように、特別な証明書を作成してもらえませんか。サンタさんはお年寄りなので家に入るのは危険だと知っています。でも彼は自分を守るために必ずフェイスマスクを着けると思います」

Forbes ーより引用(和訳)
さらに、トンマーゾくんはサンタクロースを心配してツリーの下に、クッキーと温かいミルクに加え、消毒液を置くことも提案していたそうです。
ジュゼッペ・コンテ首相は、この手紙に対する回答をFacebookに投稿。そこにはこんな言葉がつづられていました。
サンタさんはすでに国際的な移動許可証を持っていますよ。彼はどこにでも飛んで行って、世界中のすべての子どもたちにプレゼントを配ることができます。
彼は常にマスクをするし、自分自身とすべての出会う人たちを守るため距離を取ると約束してくれました。
Giuseppe Conte ーより引用(和訳)
首相の回答は、トンマーゾくんはじめ同じくサンタクロースの来訪を楽しみにしているイタリア中の子供たちを安心させたことでしょう。
ネット上では、投稿に対し多くの称賛の声が寄せられました。
・かわいらしいなぁ。ほほ笑ましい気持ちになりました。
・なんていいニュースだろう。首相の発言も粋だけど、5歳児の優しさにうるっとした。
・子供の心に寄り添った素敵な回答。こういうユーモアは癒されます。
また、首相はトンマーゾくんにこんな温かなひと言も付け加えています。
あなたは、もうサンタさんへの手紙で「今年はいい子だった」と報告する必要はないですよ。
私がちゃんと伝えておきましたからね。
Giuseppe Conte ーより引用(和訳)
この1年近く、コロナウイルス禍で一生懸命日々を過ごしてきた世界中の子供たちに、素敵なクリスマスが訪れるといいですね!
[文・構成/grape編集部]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする