検察側「自己中心的な殺人」=中間論告、弁護側は反論―座間9遺体・東京地裁支部

神奈川県座間市のアパートで、10~20代の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人罪などに問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の公判が16日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であり、8~9番目の被害者に関する検察側の中間論告と弁護側の中間弁論が行われた。
被害者は2017年10月に殺害された横浜市の女性=当時(25)=と東京都八王子市の女性=同(23)=。検察側は「被告が性欲を満たしつつ、金も得ようとした極めて自己中心的な殺人」と訴えた。
争点の承諾殺人罪が成立するかについては、いずれの被害者も被告が乱暴や所持金強奪の意図を持っていたとは知らなかったと指摘。事前に被告と相談していた首つり自殺とはかけ離れた形で殺害されたとし、「承諾をしていないのは明らかだ」と強調した。
一方、弁護側は自殺願望を示した被害者が1人で被告に会いに行ったことに触れ、「死を実現するため以外に説明がつかない」と指摘。危険な行為だと認識しながらアパート室内に入ったり、精神安定剤などの薬を飲んだりしたとし、「承諾がなかったと言うには疑問が残る」と述べた。

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