茨城県8年ぶりビリ脱出「魅力度ランキング」PR活動奏功 代わりに北関東隣県の栃木が最下位

ブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング」が14日、発表され、7年連続の最下位だった茨城県が42位にジャンプアップした。
8年ぶりに“指定席”を抜け出した。ランキングは09年に始まり今回が12回目だが、茨城はうち10回で最下位。唯一、最下位でなかった12年も46位の「ブービー賞」だった。今回は5ランクアップ。順位を決める指数である「魅力度」の上昇度は、3位タイだった。
茨城の魅力を発信して低評価を見返すべく、県は18年に「プロモーション戦略チーム」を結成。今年4月には機動化を図り、10人からなる「プロモーションチーム」に改編してさまざまな活動を行ってきた。最も変わったのは、より具体的に観光地や県産品などをPRするようにしたことだという。
「以前は、魅力度最下位を逆手に取った『のびしろ日本一』というキャッチコピーを使ったこともありました。でも、それでは『何がいいのか』ということが伝わらない。そこで、観光地なら『どこが見所なのか』、特産品なら『どれだけおいしいのか』などといったことを分かりやすくアピールするやり方に変えました」。他にも自治体では初となる県公認のVチューバー「茨ひより」を活用するなどしてきたことが、実ったとみている。
ただ、関係者はこの順位にはまだまだ納得していない。大井川和彦知事(56)は「本県の魅力度の順位が上昇したものの、魅力度ランキングの結果が、豊かな自然、食や観光、暮らしやすさといった本県の魅力の実態を十分に反映しているとは思っておりません」と気を引き締め直し「皆さんがワクワクするような『魅力度ナンバーワン』の県を目指してまいります」との談話を出した。

◆茨城県アラカルト
▼面積 6096平方キロメートル(全国24位)
▼人口 約285万人(全国11位)
▼農林水産物 鶏卵、メロン、ピーマン、レンコン、サバ類などが全国1位
▼名産品 凍(し)みコンニャク、柚(ゆず)みそ、水戸納豆など
▼主な出身芸能人 永作博美(女優)、栗山千明(女優)、渡辺直美(タレント)、磯山さやか(タレント)、カミナリ(お笑いコンビ)
▼主な出身スポーツ選手 大久保博元(元西武、巨人)、仁志敏久(元巨人、横浜)、美馬学(ロッテ)、錦戸親方(大相撲、元関脇・水戸泉)、荒磯親方(大相撲、元横綱・稀勢の里)、高安(大相撲)、畑岡奈紗(女子ゴルフ)
■ねば~る君“称号”取れて「寂しさ感じる」 茨城県の名産である納豆をモチーフにした非公認キャラ「ねば~る君」が、ランキング発表を受けて公式ツイッターを更新した。「茨城県の魅力度がのびーたネバッ! 魅力度42位! 最下位は栃木県にゆずるネバ~!」とツイートすると、その後には「魅力度ランキング最下位の称号がなくなって少し寂しさを感じるネバねぇ。」。さらに「魅力度ランキング最下位の栃木県とはいつまでも仲良くやってイキタイネバねぇ(はやくも上から目線)」と連投し、喜びに浸っている様子だった。
■栃木県、初の最下位に「納得いかない」 栃木県は最高位だった2015年の35位から46位、43位、44位、43位と推移し、初の最下位に沈んだ。県の「とちぎブランド戦略室」は「上に並んでいる4~5県には、自然も温泉も負けていない。納得いかない」と話した。紅葉シーズンだけに「日光、那須、鬼怒川などの温泉、紅葉地がある。実際に見に来て、感じていただきたい。栃木の良さを理解していただくための取り組みをしていきたい」とPRし、魅力度アップに意欲を見せていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする