原発避難者訴訟、双方が上告=原告団長「責任回避に怒り」

東京電力福島第1原発事故の避難者ら約3600人が慰謝料などを求めた訴訟で、国と東電は13日、計約10億1000万円の支払いを命じた仙台高裁判決を不服として最高裁に上告した。原告側も同日、賠償額や被害認定範囲が不十分だとして上告した。
仙台高裁は9月30日、国が規制権限を行使しなかったのは違法として、一審福島地裁に続き国の賠償責任を認定。国の責任について判断した初の高裁判決で、賠償額も一審から倍増した。
国側の上告見送りを求めていた原告側は13日、福島県庁で記者会見し、中島孝原告団長(64)は「一体どれだけ時間をかければいいのか。責任を回避しようとする国と東電の傲慢(ごうまん)な態度に怒りを感じる」と非難した。
原子力規制庁の話 関係省庁と協議し、最高裁の判断を仰ぐ必要があるとの結論に達した。
東京電力の話 判決内容を精査した結果、総合的に判断した。

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