裁判官らが再現実験視察=大崎事件、第4次再審請求―鹿児島

鹿児島県大崎町で1979年に男性=当時(42)=の遺体が見つかった「大崎事件」をめぐり、殺人罪などで服役し、第4次再審請求中の原口アヤ子さん(93)の弁護団が12日、鹿児島市内で記者会見し、事件現場で当時の状況を再現した実験を、鹿児島地裁の裁判官らが視察したと明らかにした。
弁護団によると、視察は進行協議として行われ、裁判官3人のほか鹿児島地検の検察官らも参加。裁判官が現地を視察するのは、第1次請求以来24年ぶりという。
再現実験は弁護団が9日から行っており、冤罪(えんざい)事件を扱った映画を手掛けた周防正行監督も参加した。監督が呼び掛けたクラウドファンディングで集まった資金のうち約1000万円を使って、事件当時の男性の状況を再現した映像を撮影。編集後、証拠として鹿児島地裁に請求する予定という。
原口さんは捜査段階から一貫して無実を主張。第3次請求では同地裁、福岡高裁宮崎支部が再審を認めたが、最高裁が昨年6月、判断を覆し棄却した。弁護団は今年3月、鹿児島地裁に第4次再審請求を申し立てた。

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