花屋でかき氷、屋形船が天丼屋?~コロナ禍で業態転換、生き残りを図る

新型コロナウイルス関連の経営破たんが、9/14(月)時点で478件に達したと、東京商工リサーチが発表しました。一方で、生き残りを図るためにこれまでとは違う業態に乗り出すという動きも出てきています。TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で中村友美ディレクターが取材報告しました。
まずは群馬県伊勢崎市のお花屋さん「ガロガロ」代表の石原敦子さんにどんな業態転換をしたのか聞きました。
生花店「ガロガロ」代表の石原敦子さん「うちはウェディングをやっているんですけれども、キャンセルしたいんという連絡が入って半分くらい仕事が少なくなり、何かこれから別のことを考えなければということになりまして…群馬県って暑い場所なので、かき氷を出来たらって前々から考えてたんですけど、それを実行してみようということで。暑くなっていくにつれて売り上げの方も徐々に伸びてきましたし、埼玉県など遠くから来てくれる方もいらっしゃいますね。」花屋でかき氷、屋形船が天丼屋?~コロナ禍で業態転換、生き…の画像はこちら >>お花屋さんの隣の元々ワークショップを開いていたスペースで6月からかき氷のテイクアウト販売を開始しました。氷をストックするスペースの確保が難しかったそうですが、水から瞬時にかき氷を作れる機械を入手し開業に至りました。

担当するのは、コロナの影響でとくに仕事が激減しているウェディング部門の皆さん。元々お花のアレンジメントを扱っている経験を活かし地元群馬の果物をふんだんに使った見た目にも美しいかき氷。インスタグラムなどSNSで口コミが広がり県外からのお客さんも多いということです。なお、ウェディング関係のお仕事の依頼はほとんど来年に延期、なかなか収入が見込めないため、今度はかき氷に代わって秋冬の寒い時期でも楽しめるメニューを考え中だそうです。

続いては、こちらもコロナの影響で苦しい状況にある「屋形船」。一体何を始めたのか。屋形船晴海屋の取締役、安田進さんのお話です。
屋形船晴海屋の取締役、安田進さん「2月の中旬に屋形船でコロナの感染が出たという報道があってから、弊社で先々まで9000人のお客さんが入っていたんですが全てキャンセルになりました。そうした中で何かできないかなということで、屋形船でてんぷらを出しているのでそれを活用して天丼をやろうということで、天丼のテイクアウトとデリバリーをすることなりました。」

屋形船の楽しみの1つといえば、船の中で楽しめるお料理。そこで晴海屋では5月から、自慢の天ぷらを天丼にして、テイクアウトとデリバリーで販売を始めました。豊洲から穴子やきすなど新鮮な魚を仕入れ、82歳の3代目社長が朝4時に起きて自らさばくというこだわりよう。屋形船のときは天つゆで食べるものでしたが、天丼に対応するためタレは新たに開発しました。

ふたが閉まらないくらい山盛りの天丼が1100円で味わるということで、平日は40~50杯、週末は100杯と売れ行きは上々です。
天丼のテイクアウトとデリバリーを始めて良かった事について、晴海屋の安田さんはこう話しています。
屋形船晴海屋の取締役、安田進さん「天丼が美味しかったから屋形船に乗ってみようっていって乗合船に来られるお客さんもかなりいましたね、本当に嬉しいです。徹底した感染防止対策を取らせて頂いて、今営業しております。決して密閉された空間じゃなく、両サイド窓がありますし、お客さんも自由に開け閉めができます。またこちらの方でも30分に一度換気をとらせて頂きますんで、決して密閉された空間ではないということだけは知って頂きたいですね。」

確かに、2月に晴海屋とは別の屋形船で新年会に参加した人がコロナに感染していて、そこから感染が拡大する事例はありました。当時は日本における感染拡大の初期の段階だったということもあり、どういう対策をとればいいかすら分かっていない状況でしたが、現在晴海屋では、乗船前の検温や窓を開けての換気、密集を避けた席の配置などさまざまな対策をしていることから、天丼をきっかけに、本業の屋形船を利用するお客さんも徐々に増えているということです。
「現場にアタック」
◆9月15日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200915063000

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