なぜ? デジタル世代で「キャッシュレスより現金」が多数派 人気のキャッシュレス決済も判明

デジタルに親しんでいる世代でも、「現金派」が多い――。こんな意外な事実が、商業施設を運営するSHIBUYA109エンタテイメント(東京都渋谷区)の調査「若者の決済方法に関する実態」で明らかになった。

店舗で買い物をする際の決済方法を質問したところ、最も多かった回答は「現金払い」で76.5%。男女別に見ると、女性の方が5ポイント高く79.0%だった。2位以下は、「クレジットカード支払い」「スマホ決済支払い(タッチ式・QRコード含む)」と続く。

通販サイトでの買い物については、「クレジットカード支払い」が1位で、56.3%が回答した。2位以下は「コンビニ支払い」が21.0%、「デビットカード支払い」が16.3%と続いた。クレジットカード支払いが1位ではあったが、コンビニ支払いや代引き支払いなど、現金での決済を選ぶ人が一定数いたことが分かる。「現金支払いの方がお金を使ったという感覚がちゃんとあるから安心」などの理由が挙がっており、デジタル世代の意外な「現金信仰」が明らかになった。

その一方で、消費増税に伴う政府の「キャッシュレス・消費者還元事業」や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてか、現金の使用頻度に変化が生まれている。「現金」「クレジットカード」「スマホ決済サービス」の3つについて、直近半年の利用状況を聞いたところ、利用頻度に関して「増えた」より「減った」が多かったのは現金のみ。「非常に減った」「やや減った」を合わせて39%が回答した。

交通系ICカードが一番人気
普段の買い物で使用するキャッシュレス決済については、「交通系ICカード(Suica、PASMOなど)」が1位(57.0%)だった。2位は「クレジットカード」で49.5%、3位は「QRコード決済(LINE Pay、PayPay、メルペイなど)」で46.3%。

キャッシュレス決済を利用する場所ではコンビニやドラッグストアが目立ち、キャッシュレスでよく購入する商品は飲料やお菓子が多い。こうした傾向を考えると、今後は日常的な買い物をキャッシュレス、大きな買い物は現金で、という若者世代が増えていきそうだ。

調査は8月、Webとグループ調査形式で実施した。Webでは18~24歳の男女に質問し、計400件の有効回答を得た。グループ調査は大学生・専門学校生の男女を対象に、5人グループを2組調査した。

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