なぜ大学のみオンラインが続くのか?行動範囲に制約を持たせづらい大学生の実情。

多くの大学ではオンライン授業が続いています。ツイッターなどでは不満の声も聞かれていますが、大学は慎重な姿勢を崩していません。行動範囲の広い学生の活動を制限することは不可能であることが理由です。コロナの終息は先が見えず、オフライン授業の再開時期も不透明だといえるでしょう。
日本の大学の6割程度がオンライン授業を続けています。その理由はコロナの拡大防止です。小・中・高校や一般授業が再開されて一定の期間が経過しました。社会人も然りです。しかし、なぜ大学だけがオンラインが続くのでしょうか。
大学が一般授業に踏み切らないことに、業を煮やした学生のツイッターが話題です。このツイッターは芸術大学の学生のもので、漫画が構成されています。漫画に描かれているのが、一度も大学に登校しないままパソコンの画面に向かう学生の姿です。同じ境遇の大学生のみならず、一般人の共感も得ており、切ない学生の胸のうちが明らかにされました。
大学生の不満の声はツイッターのつぶやきだけではありません。学費の返還を求める声も日増しに大きくなっています。大学はサークル活動やキャンパスライフを通じて、様々な人と出会い人間力を磨く場所です。オンラインでは授業の質が低下しているケースもあり、課題ばかりが増えているのが実態だといえます。この状況が続くようだと、学費の返還を求めた訴訟が起こることも十分に考えられるでしょう。

学生側の不満の声が大きくなるにも関わらず、大学側は一般授業の再開に慎重です。もちろん大学側も現状に満足しているわけではありません。苦渋の決断をせざるを得ない状況だといえるでしょう。一般授業が再開できない、大学生だからこその問題はいくつかあります。
大学の授業が再開できない理由の一つに、学生の管理がしづらい点があげられます。大学生は小・中・高校生や社会人と異なり、行動範囲が多種多様です。様々な地域から通学し、多種多様なアルバイトで学費や生活費を稼いでいます。大学生はコンパやサークル活動などクラスターが発生しやすい場所への出入りが多いため、大学側も慎重ならざるを得ないといえるでしょう。
安心できる状況で大学を再開するには、それぞれの圧胴に制約を持たせることが不可欠です。しかし、実質的には不可能であると言わざるを得ません。例えば通学一つにとっても、都内であれば千葉、神奈川、埼玉など近隣県から通う人が多いのが実態です。さらに授業以外の活動も広範囲にわたり活発です。それぞれの活動に制約を設けることは現実的ではないといえるでしょう。
多くの大学では未だにオンライン授業が続いており、学生たちのフラストレーションはピークに達しつつあります。大学側としても現状を良しとしているわけではありません。しかし、行動範囲の広い学生の活動を制約することは不可能です。万が一、クラスターが発生すると大学名も公表される可能性が高いことからも慎重にならざるを得ません。したがって、オフライン授業の再開見込みはしばらく立つことはないと思われます。

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