石破茂元幹事長、自民党総裁選4連敗 2位争いは岸田文雄政調会長が勝利

安倍晋三首相(65)の辞任表明に伴う自民党総裁選が14日、都内のホテルで行われ、菅義偉内閣官房長官(71)が第26代総裁に選出された。岸田文雄政調会長(63)が2位、石破茂元幹事長(63)は3位だった。
大勢が決していた新総裁の座とは異なり、横一線とも言われていた注目の2位争いは岸田氏が89票を獲得し、68票の石破氏を上回った。来年9月の次期総裁選での再挑戦を見据える上で大きな意味を持つ「次点確保」となった。
国会議員票で79票を得た岸田氏は、26票の石破氏をほぼトリプルスコアで圧倒。敗れた後の陣営会合では、結果を報告した後で、「今日の戦いが終わった今、新たなスタートだと思っている。総理総裁を目指して次の歩みを進めていきたい」と、早くも来秋に照準を定めた。記者団にも、次回の出馬に向けて「政策を磨き、力を蓄えて努力を続ける」と、意欲を強調した。
一方の石破氏は地方票で42票を獲得し、10票だった岸田氏の4倍以上と上回ったが、議員票では支持が広がらず。自ら率いる石破派(19人)の人数からの大幅な上積みは果たせなかった。伸び悩んだ結果を踏まえ、「国会議員との意思疎通に努めたい」と述べたが、総裁選では4連敗となり、2位も逃して求心力の低下を指摘する声もある。来秋の立候補について、「まだ終わったばかりで来年のことは言えない。一党員として、自民党が多くの支持を得られるよう努力する」と、慎重に言葉を選んだ。
激戦とみられた2位争いだったが、岸田氏が最後に抜け出した。菅氏を支持する一部議員が、より距離感のある石破氏の次点を阻止するため、岸田氏に投票した可能性が高い。

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