菅内閣が安倍首相のオトモダチだらけで「第三次安倍政権」化! 6月の時点で政権禅譲と引き換えに安倍院政の密約が

総裁選のさなかから「安倍政権の継承」を連呼していた菅義偉・自民党新総裁だが、まさかここまでとは……。昨日あたりから、菅政権の人事情報が続々と報じられているが、重要ポストで名前が出ているのは、安倍首相の盟友とお気に入りだらけなのだ。
留任決定の二階俊博幹事長、留任が有力視されている麻生太郎財務相はいわずもがな。党三役では下村博文・元文科相の政調会長就任が決まった。周知のように、下村元文科相は、安倍首相の側近中の側近で、極右政策の推進役を担ってきた。おそらく、菅政権では政調会長として改憲をゴリ押ししていくのだろう。
さらに、菅氏は当初、国民的人気の高い河野太郎防衛相を抜擢するのではないかという予測が流れていたが、蓋をを開けてみると、加藤勝信厚労相が最有力になっている。
コロナ対策であれだけ失策を重ねてきたのに、“政権の要”である官房長官に抜擢とは信じがたいが、加藤厚労相といえば、安倍首相が家族ぐるみの付き合いをしてきた故・加藤六月氏の娘の夫で、最も面倒を見てきた政治家。初入閣の際も、加藤氏の義母と親友である安倍首相の母親・洋子氏がプッシュしたという裏話がささやかれたほどだ。
官房長官にはもうひとり、萩生田光一文科相の名前もあがっているが、萩生田氏も完全に安倍首相の子飼いだ。いずれにしても安倍首相のプッシュの結果であることは間違いない。
ほかにも、安倍首相の家庭教師を務めていた平沢勝栄氏の初入閣まで確定的になるなど、安倍首相に近い政治家の入閣はまだまだ増えると見られている。

『バイキング』(フジテレビ)でフットボールアワーの岩尾望が、「安倍政権の継承」を連呼する菅氏の政権を「第3次安倍政権」と皮肉っていたが、閣僚の顔ぶれをみると、それはもはや冗談でなく、完全な傀儡政権が誕生することが確定的になったというわけだ。
まったくあきれるほかないが、しかし、菅“新首相”の誕生の経緯をみれば、この結果も当然と言っていいだろう。
マスコミは菅氏がポスト安倍を射止めた理由として、二階幹事長、麻生副総理の支持を得たことを挙げているが、最も大きいのはやはり、安倍首相の“事実上の後継指名”をとりつけたことだった。
報道されているように、安倍首相は今年の春先まではむしろ、ポスト安倍を狙うことを隠さなくなった菅氏に警戒感を募らせ、むしろ菅氏を外す動きを見せていた。
ところが、6月、コロナで失政を繰り返し、支持率が低下すると、安倍首相は“政権投げ出し”を考え始め、菅氏をポスト安倍にすることを検討し始める。
6月10日には、麻生財務相と1時間にわたって会談、その席で菅官房長官を毛嫌いする麻生財務相を「岸田で石破に勝てるのか」と説得。同時に二階幹事長にもその意向を伝え、これを受けて、6月17日、二階幹事長が菅官房長官に支持を伝えた。
そして、6月19日に、安倍、菅、麻生、甘利明氏の四者で会食をおこなったのだが、この席で菅官房長官を後継者にする方向が決まったのだという。その後、6月24日に安倍首相と二階幹事長が会食して、“菅後継”は確定した。

「とにかく6月の時点で安倍首相の態度が一変して、急に菅官房長官を推し始めたのは確か。これはもちろん、自分が政権を投げ出したくなり、あとを押し付けるのに菅氏が最も都合が良かったというのはある。しかし、もうひとつ、具体的な日時や場所まではつかめていないが、永田町では6月の早い段階で安倍首相と菅官房長官の間で“人事や政権運営に安倍首相の希望を最大限取り入れる”という密約を交わしたといわれている。安倍首相からは加藤、萩生田、下村の主要ポストへの抜擢に加え、今井(尚哉)補佐官を残すことなども条件につけたといわれている」(全国紙政治部デスク)
おそらく、安倍首相は菅政権になってもこの“オトモダチ”たちに自分の野望のために働かせ、完全なる院政を敷こうとしているのだろう。
しかも、安倍首相のオトモダチといえば、ゴリゴリの極右思想と新自由主義思想の持ち主というだけでなく、暴言や失言の常習者で、様々な不正や利権に暗躍してきた連中でもある。
「持病の悪化」とやらに同情していたら、この始末。いったい国民はこの男にどこまでやりたい放題させるつもりなのか。

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