菅義偉氏は早食い とりせいろ&そばがきおしるこを3分で完食

安倍晋三首相(65)の後継を決める自民党総裁選は14日に投開票される。国会議員票で優勢な菅義偉官房長官(71)が地方票でも勢いを見せ、第26代総裁に選ばれる見通しであることが13日、明らかになった。「菅新総裁」誕生を前に、菅氏の選挙区にある行きつけのそば店「招福庵花月」でも期待する声が上がった。
永田町界隈でささやかれる菅氏の早食い伝説は真実だった。選挙区の神奈川2区にある行きつけのそば店「招福庵花月」(横浜市南区)の4代目・小野公嗣(こうじ)店長(46)は、菅氏が必ずオーダーする「とりせいろ」(900円)と「そばがきおしるこ」(380円)を、これまた必ず着席する小上がりの座卓に並べ、笑顔で激白する。
「コレをですね、菅さんはホントに3分で完食されるんです! 最初にお出しすると…秘書さんやSPさんまでおそばが行き渡るまでに食べちゃう。で、手持ち無沙汰になり、秘書さんたちは焦る…」。かつて自らを「繁忙長官」と呼んだ菅氏は、カップラーメンが出来上がる前にそばを平らげる人だった。
国会周辺でも昼食はそばにすることが多いことで知られるが、地元に戻っても早く食べられる日本の伝統食が好みのようだ。菅事務所の近所にある同店は創業92年の老舗。菅氏は十数年前から足しげく通い、現職になってからも訪れている。「当然、貸し切りにするわけでもありません。お客様と気さくにお話ししていただいています」
カツオ節にサバ節を合わせたツユと三七そばの「とりせいろ」は、具材に国産地鶏と千住葱(ねぎ)を使用した逸品。喉ごしのいいそばに良質な脂が浮いた濃い目のツユが調和する。さらに、下戸で甘党の菅氏がこよなく愛す「そばがきおしるこ」は、サラリとした甘さが口直しに最適だ。「どちらも、誰にも受け入れられるような味です。菅先生が庶民感覚をお持ちの方だと、食べていただければ分かりますよ」
地元の熱は少しずつ高まりを見せているが、小野店長は飲食業に就く立場として、新総裁の手腕に期待を寄せる。「やはり、ワクチンを中心としたコロナ対策をしっかりと頑張っていただきたいです。お人柄は勝手に存じているつもりですが、絶対に頑張っていただけると信じています」
そばを完食する時のようなスピード感で懸案事項を進められるか。新総裁の腕が試される。(北野 新太)

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