菅新総裁誕生 2位の岸田文雄氏は来秋総裁選に望み

安倍晋三首相(65)の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で両院議員総会があり、菅義偉内閣官房長官(71)が第26代総裁に選出された。告示前から細田派、麻生派、二階派など主要派閥が菅氏の支持を決め、地方票でも有利に展開した。
注目の2位争いは岸田文雄政調会長幹事長(63)に軍配が上がり、石破茂元幹事長(63)は最下位に沈んだ。「3位なら政治生命の危機」(陣営)と背水の覚悟で臨んだ岸田氏は、来年9月の任期満了に伴い行われる総裁選に望みを残す一方、石破氏には厳しい結果となった。
総裁選初挑戦となった岸田氏は安倍首相からの禅譲論も出るなど周囲の期待も高かったが、知名度の低さが選挙戦でも弱点に。「選挙の顔」として戦うには「力不足」(党関係者)との声も上がった。石破氏には知名度も及ばず、来秋の総裁選を見据え、戦略の見直しが必要となる。
4度目の挑戦となった石破氏は総裁選を振り返り、「政策を作るのが自民党の原点。野に下った時に誓った原点です。そうあるかどうか常に検証し、心がけたい」。報道各社の世論調査では閣僚入りしていないにもかかわらず、安倍首相に次ぐ2位が多く、今回の総裁選に関する調査でも、岸田氏を大きく引き離していた。安倍首相の突然の辞任表明により形勢不利な中、一定の存在感を示した。
菅新総裁は14日午後6時から党本部で記者会見を行う。15日に党役員人事に入り、16日召集の臨時国会で第99代首相に選出され、正式に菅内閣が発足する。2012年12月から続いた安倍内閣は16日に総辞職、約8年ぶりに首相が変わる。

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