菅義偉官房長官「総理として日本を前に進める準備ある」14日投開票自民総裁選へ自信

自民党総裁選(14日投開票)に立候補した石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)が12日、都内で日本記者クラブ主催の公開討論会に出席した。優勢が伝えられる菅氏は、官房長官として安倍晋三首相(65)を7年8か月の間、支えてきたことを改めてアピール。最後には菅氏だけに党や内閣人事に関する質問がされるなど、本命の存在感が際立つ会となった。
壇上で真ん中に座った菅氏からは、早くも首相として国を動かす自信があふれていた。官房長官としての7年8か月を振り返り、「日本経済の再生など、重要政策を決定する時に全て関与し、政権の中枢にいた。私は自分自身に、総理大臣として日本を全体的に前に進めていく準備がある。こう申し上げたい」と言い切った。
受け答えにも余裕が感じられた。「森友問題は終わったのか?」と質問されても、「財務省で調査し、検察でも捜査した。結果は出ていると思う。再発防止策をしっかり作っていく」と全く動じず、再調査は不要という認識を強調。討論では石破氏から「防災省が必要だと思う」と熱く提案されたが、「また一つの縦割りになってしまう」と、冷静に否定的な見方を示した。
約2時間の討論会で、3候補の発言機会は、ほぼ均等。しかし最後の代表質問は時間の関係もあり、菅氏だけに向けられた。「幹事長は二階(俊博)さんが留任と言われている。選択肢として、ないことはないんですか?」と党人事について聞かれると、菅氏は思わず「なぜ(質問は)私だけなんですか?」と苦笑い。「総理総裁に選ばれてからの判断だろう」と、明言を避けた。
官房長官に求められる資質については「国会運営とか、全体を見ないといけない。記者会見も1日2回ある。そういう意味で、総合的な仕事ができる人がいいんだろうなあ」と思いを巡らせた。
さらに内閣人事についても「菅さんとご懇意な、橋下徹さんというのは絶対ないんですか?」と踏み込まれたが、「私、知りません。総理大臣になってから考えることだろうと思います」と、落ち着いてけむに巻いた。
「意志あれば道あり」という書を残し、引き締まった表情で会場を去った菅氏。下馬評通りに総裁就任なるか―。結果は14日に出る。

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