「幸運残っていた」=銀獅子賞の黒沢清監督が会見―ベネチア映画祭

イタリアのベネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲得した黒沢清監督が13日、ビデオ会議システムを使い日本の報道機関向けに記者会見した。黒沢監督は「コンペティションに選ばれただけで幸運。その時点で運を使い果たしたと思っていたが、まだ少し残っていたのか、賞まで頂けて…」と顔をほころばせた。
今回、出品した「スパイの妻」のどのような部分が評価されたと思うかを問われると、「現地の反応が分からず、ぴんときていない」と新型コロナウイルスの影響でベネチア入りできなかった中での受賞という異例の事態に戸惑いを隠さなかった。
ただ、戦時下の日本を物語の中心に設定しつつも、サスペンスやメロドラマといった娯楽映画的な構想の上に作品が成り立っているという特色を挙げ、「そんな日本映画はあまり見たことがないという(自身の)思いが海外の方にも伝わったのかな」と分析した。

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