松竹とLINEがコンソーシアム設立 映画館や劇場のデジタル化推進

松竹とLINEは9月10日、映画館や劇場等のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進と、マーケティングの高度化を目的とした「松竹DXコンソーシアム」を設立すると発表した。エンターテインメント事業などを手掛けるSproot(東京都港区)も参加をする。新型コロナウイルスの影響で映画などの興行が厳しさを増す中、デジタル技術を活用した事業の推進を図りたい考えだ。

コンソーシアム設立については、7月に松竹側がLINEに打診をしたという。新型コロナウイルスの影響で映画や舞台などの興行がこれまで通りに行えない中、チケットのデータ化の促進などといった映画館のスマート化や、これまで各部門でバラバラになっていた顧客データの統合や分析を進めていきたいという狙いからだ。LINEもコンテンツのDX化の推進に力を入れていたこともあって、短期間でのコンソーシアム設立となった。

同コンソーシアムでは、リアルをオンラインに置き換えるだけではなく、オフラインとオンラインの融合(OMO)を推進し、新たな顧客体験を創造することが目的だという。まずは、映画館のDXの推進、顧客データベースの集約と分析を進めていく。さらに、配信におけるマーケティングの高度化を図り、オフラインに近い体験を実現する新たな配信サービスの提供を目指すとしている。

新型コロナウイルス感染拡大により、映画館の休館や歌舞伎の公演中止などが影響し、松竹の2020年3~5月期の連結決算は赤字となっていた。今回の提携でデジタル化を進め、業績を伸ばしたい考えだ。具体的な展開内容についてはこれから協議する予定とのことで、今後は新会社の設立も検討していくという。

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