警察官がデリヘルでの感染隠しクラブで酒を…ママが怒りの激白「青森県警を訴えます」

青森市のデリヘルで新型コロナウイルスに感染しながら、風俗店に行ったことを隠して十和田市のクラブを訪れていた不届きな警察官がいたが、クラブ「モレナ」のオーナーママ、伊藤芳恵さん(59)の怒りはいまだに収まらない。休業を余儀なくされたとして青森県警を相手に損害賠償を求め、法的措置を検討していることが分かった。

県警の警備部に所属する20代の警察官は、今月8日にデリヘル店を利用。10日に風俗嬢の感染が確認された。市は心当たりのある客は申し出るよう呼びかけたが、顧客名簿に名前があった警察官は名乗り出なかった。そこで市は店を通じて本人の了解を得た上で連絡を取ったが、「違います。行っていません。検査も受けません」と否定し、PCR検査も拒否した。

警察官は12日夜から喉に違和感があり、咳が出始めたが、体調不良を伏せたまま14日から同僚2人と十和田市に出張した。同日夜、十和田署の署員2人と感染者を含む3人の計5人で市内の居酒屋で食事し、午後9時すぎから「モレナ」で酒を飲み、伊藤さんと女性3人が接客。翌15日に警察官の感染が判明した。

■ネットで店名さらされ売り上げ激減

濃厚接触者となった伊藤さんがこう憤る。

「幸い検査は全員陰性でしたが、保健所から連絡があったのは翌16日の午後4時半ごろです。それまでに接客したお客さんをはじめ、接触した人すべてに謝罪して回りました。人口6万人の田舎ですから、警察官の感染が公表された時点で店の名前がネット上に書き込まれました。自宅待機中は夜中の3時くらいに深々と帽子をかぶり、マスクをして犯罪者のようにコソコソと必要なものだけ買い物に行ってました」

4人は健康観察のため、2週間、他人との接触を避け、店は17日から28日まで臨時休業。4月から6月も休業要請に従い、約50日間休んでおり、ようやく客足が戻ってきたところだったが、売り上げは激減した。それでも9人いる女性従業員の給与は全額支払うという。

「全く心当たりがなかったのであれば仕方ありませんが、感染の可能性があると分かっていながら、保健所の聞き取り調査に対し、『違います』と否定して店に来たことが許せないのです。もらい事故みたいなものです。青森県警を訴えます」(伊藤さん)

警察官は15日夜、青森市の自宅に戻り、体調不良と風俗店を利用したことを電話で上司に報告。自ら119番し、緊急搬送された。青森県警は翌日から接触した職員を自宅待機させたが、青森市保健所には警察官の感染を連絡しなかった。保健所の担当者がこう言う。

「緊急搬送されていたので、体調などを考慮して話ができる段階で病院に行動歴を聞いてもらいました。そのため濃厚接触者を特定するのに時間を要しました。県警から連絡はありませんでした」

警察官は「女性との接触の経緯から、都合が悪くて言い出せなかった」と釈明したが、大変な事態を招いた。

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